...けれどもどうも何となく虫の好かない人なのです...
伊藤野枝 「私信」
...レッシングと云う男は何だか虫の好かない人間だね...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...彼は何だか虫の好かない男だ...
種田山頭火 「行乞記」
...虫の好かない奴は大キライである...
辻潤 「ふもれすく」
...一つはお絹という大の虫の好かない女と...
中里介山 「大菩薩峠」
...虫の好かない唯一の存在でありましたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...虫の好かない奴が親切で...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...「あの番頭は虫の好かない野郎じゃありませんか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...虫の好かないシャルル十世の長男の嫁をすこし貧乏にさせてやってもいいと思ったらしく...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...」私はそんな自分の虫の好かない住人達のことよりも...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...総督は虫の好かないバラドスと取りとめのない話をしてから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...およそ次郎吉の虫の好かないたべものだった...
正岡容 「小説 圓朝」
...虫の好かないものがある...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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