...日毎に心の底に囁く空虚の訴へに戰慄し乍ら...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...自分は現實の中到る處に空虚の存在を觸知せずにはゐられなかつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...空虚の悲哀に感傷し勝なものが...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...恋の醒際(さめぎは)のやうな空虚の感が...
石川啄木 「弓町より」
...漠々(ばくばく)たる大虚の中に散乱せる物質は一団また一団相集合して...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...物質は原子と空虚の混合であるという考えから物の有孔性や...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...また物体の衝突反発の例をあげて空虚の説明に用いているが...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...文展(ぶんてん)で評判の好かった不折(ふせつ)の「陶器つくり」の油絵、三千里の行脚(あんぎゃ)して此処にも滞留(たいりゅう)した碧梧桐「花林檎」の額、子規、碧、虚の短冊、与謝野夫妻、竹柏園社中の短冊など見た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...精神が空虚のうちに身悶(みもだ)えをする悄沈(しょうちん)の時間のあとに起こった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...パリー全市は無際限な空虚のうちに捜してしまって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...第五、生ずるは滅ぶるであり、有は無に等しく、生の意味の實現も達成されず、一切が果無き幻にをはる處、しかも主體がこの事態を自らの力をもつていかにともなし得ぬ處、には生の意味の否定、幸福の喪失、空虚の感、不安哀愁落膽等は避け難き歸結である...
波多野精一 「時と永遠」
...康子はすとんと空虚のなかに投げ出されたやうな気持であつた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...それほど廣島はすでに廃虚の姿から更生されている...
原民喜 「より美しく―より和やかに」
...空虚の衣!最後の日の窓に身を傾けてゐたお前の姿を目のあたりに見ながらだつた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「窓」
...かくも深く空虚のなかへ夢想をはせていると...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...6255君の謂う空虚の中に...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...旅行も人間性の空虚の一つの現われとしてモンテーニュの内省の資となったのであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...うろうろ廊下を廻って空虚の看護婦部屋を覗(のぞ)いてみた...
横光利一 「花園の思想」
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