...外遊中に蘊蓄醗酵した清新な情操を日本の文壇へ齎らした...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...故に未だ其底蘊をざる者鮮しと為さず...
石原純 「杉田玄白」
...しからば、その五蘊とは、いったいなんであるかというに、その名前は、この次にお話しする所に出てまいりますが、色と受と想と行と識とです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...『五蘊(うん)』もない...
高神覚昇 「般若心経講義」
...雷学の私の蘊蓄(うんちく)のほどに驚嘆したか? と思いの外(ほか)...
橘外男 「雷嫌いの話」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...言い尽(つく)して余蘊(ようん)なし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...蝉声沸騰すとは抒し得て余蘊がない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...上田さんの蘊蓄がその中に傾けられたとでも言はうか...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...戸前口だけは長兵衛さんに頼むというほど腕は良い」と蘊蓄(うんちく)を傾けている...
正岡容 「我が圓朝研究」
...玉蘊の平田豊なるべきを推測したのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それは玉蘊は或は草香孟慎(くさかまうしん)の族ではなからうかと云ふことである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは林中将太郎さんの蔵する玉蘊の画幅に「平田氏之女豊」の印があることを聞いた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...いかなる兵家の蘊奥(うんのう)を傾けても...
吉川英治 「三国志」
...自分の蘊蓄(うんちく)を傾けて...
吉川英治 「三国志」
...しかしその二階堂道蘊の顔を睨まえて「……さらば御辺は...
吉川英治 「私本太平記」
...総大将の道蘊は、とどまること三日ほどで、むなしげに、「かほど捜しても見えぬからには、宮はほかか」と、下山を令して、引きあげて行った...
吉川英治 「私本太平記」
...二階堂道蘊なども...
吉川英治 「私本太平記」
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