...いうまでもなく蘊とは五蘊のことです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...したがって「五蘊は空」だということは...
高神覚昇 「般若心経講義」
...ただ一日の修行にて武術の蘊奥(うんおう)を極め得たる...
太宰治 「花吹雪」
...歴史その物の蘊奥(うんあう)を見てゞもゐるやうに...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...これから大いに蘊蓄をお傾け遊ばすぞ!」ズヴェルコフはことの真相を解したらしく...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...(なんじ)がもしこれ以上この道の蘊奥(うんのう)を極めたいと望むならば...
中島敦 「名人伝」
...京都に行つてその道の蘊奧(うんあう)を窮(きは)め...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...早速にわが仕事として年来蘊蓄した知識を順々に発表するため...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...修養蘊蓄徐ろに後來の大成を期せんこと屬望に堪へず...
八面樓(宮崎湖処子) 「泉鏡花作『外科室』」
...玉蘊の平田豊なるべきを推測したのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...玉蘊の名は果して豊であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...用から先に片付けたらどうなのさ」「せっかく蘊蓄(うんちく)を傾けようと思うとこれだ...
山本周五郎 「新潮記」
...彼は江戸仕込みの蘊蓄(うんちく)のほどをみせて喝采(かっさい)を博した...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...その著『後素談叢』を見ても蘊蓄(うんちく)の深さが窺われる...
山本笑月 「明治世相百話」
...大いにここで蘊蓄(うんちく)を語れ...
吉川英治 「三国志」
...自分の蘊蓄(うんちく)を傾けて...
吉川英治 「三国志」
...二階堂道蘊なども...
吉川英治 「私本太平記」
...範宴どのの求められるほどの蘊蓄(うんちく)がこちらにあるかないかは知らぬ」と謙遜(けんそん)した...
吉川英治 「親鸞」
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