...親しく呉博士を訪(おとの)うて蘊蓄(うんちく)を叩(たた)いたのはやはりその頃であった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...まず五蘊という語からお話しいたしますと...
高神覚昇 「般若心経講義」
...五蘊の集合によってできているというのが...
高神覚昇 「般若心経講義」
...まず「五蘊(うん)」の空なることを説き...
高神覚昇 「般若心経講義」
...尊敬する漱石氏が蘊蓄(うんちく)を傾けて文章を作ってみたらよかろうという位な軽い考であったのであるが...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...私にお詫言葉の蘊蓄を傾けさせた...
種田山頭火 「草と虫とそして」
...その故は何かというに『鶉衣』の思想文章ほど複雑にして蘊蓄(うんちく)深く典故(てんこ)によるもの多きはない...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...蘊蓄(うんちく)の底の深いこと...
中里介山 「大菩薩峠」
...学問の蘊奥(うんおう)を極むれば...
新渡戸稲造 「教育の最大目的」
...その多年蘊蓄(うんちく)した学力を示すこととなった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...その場合の感じが余蘊なく描れてゐるのである...
松本たかし 「松本たかし句集」
...玉蘊は居る所にして鳳尾蕉軒(ほうびせうけん)と曰つたさうである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...山陽の事蹟は近時諸家の討窮して余蘊なき所である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...大いにここで蘊蓄(うんちく)を語れ...
吉川英治 「三国志」
...張蘊(ちょううん)はあざ笑って...
吉川英治 「三国志」
...自分の蘊蓄(うんちく)を傾けて...
吉川英治 「三国志」
...二階堂道蘊(にかいどうどううん)...
吉川英治 「私本太平記」
...帝の情熱的な性質を語って余蘊(ようん)がない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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