...田舎流のいたずらの蘊蓄(うんちく)をかたむけて...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...外遊中に蘊蓄醗酵した清新な情操を日本の文壇へ齎らした...
生田葵山 「永井荷風といふ男」
...「五蘊(うん)はみな空なりと照見(しょうけん)せられて...
高神覚昇 「般若心経講義」
...しからば、その五蘊とは、いったいなんであるかというに、その名前は、この次にお話しする所に出てまいりますが、色と受と想と行と識とです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...余蘊(ようん)がない...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...言い尽(つく)して余蘊(ようん)なし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...話術の蘊奥をつくして説く...
豊島与志雄 「「沈黙」の話」
...その故は何かというに『鶉衣』の思想文章ほど複雑にして蘊蓄(うんちく)深く典故(てんこ)によるもの多きはない...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...がもし之以上斯の道の蘊奧を極めたいと望むならば...
中島敦 「名人傳」
...何一つとしてその蘊奥(うんのう)を極めないものはなく...
穂積陳重 「法窓夜話」
...官撰の『数理精蘊』のごとき書物もできて...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...『数理精蘊』には対数表も採用され...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...玉蘊の名は果して豊であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その著『後素談叢』を見ても蘊蓄(うんちく)の深さが窺われる...
山本笑月 「明治世相百話」
...張蘊はほくほく顔だった...
吉川英治 「三国志」
...張蘊はまったく酒もさめ果てた顔をして...
吉川英治 「三国志」
...寄手の二階堂道蘊(にかいどうどううん)の荷駄隊へ軍夫となってまぎれこみ...
吉川英治 「私本太平記」
...かれが学力の蘊蓄(うんちく)をかたむけて...
吉川英治 「神州天馬侠」
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