...一番和気藹々としていたようである...
石川欣一 「比島投降記」
...皺くちやな藹山は...
薄田泣菫 「茶話」
...藹山は押へるやうな手つきをして引留めた...
薄田泣菫 「茶話」
...その頃藹山はもう七十の上を越してゐたらしかつたから...
薄田泣菫 「茶話」
...それから和気藹々(あいあい)たる中に各職場の苦心と労力をさらによく理解することが出来...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...謂(い)わば和気藹々裡(わきあいあいり)に...
太宰治 「帰去来」
...そうして少くとも外見に於いては和気藹々裡(わきあいあいり)に別れたというだけの出来事なのである...
太宰治 「親友交歓」
...彼の家庭が如何に和氣藹々たる春風にみち...
萩原朔太郎 「所得人 室生犀星」
...和氣藹々たる家庭生活の實現だつた...
萩原朔太郎 「所得人 室生犀星」
...五十年百年の後には再び圓右が宗悦の一節に聴いたような和気藹々(あいあい)たる洗練東京の「隣組」が新粧されていようことをせめても私は死後に望んで止まないのみである...
正岡容 「我が圓朝研究」
...号は梧陰又藹軒(あいけん)であつたと云ふ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...藹然(あいぜん)たる仁人の言(こと)である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それからはもう一座は和気藹々(あいあい)となって...
横光利一 「馬車」
...和気藹々(あいあい)のうちに種々検討された...
吉川英治 「三国志」
...和気藹々(あいあい)たるものであった...
吉川英治 「三国志」
...全軍一家族といったような和気の藹々(あいあい)と醸(かも)されていることだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...満城陽気藹々(あいあい)であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...和気藹々(わきあいあい)として生活の楽しめる世界であろう――と彼女は善信に嫁(とつ)ぐ日まで信じていたのである...
吉川英治 「親鸞」
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