...一番和気藹々としていたようである...
石川欣一 「比島投降記」
...藹山は押へるやうな手つきをして引留めた...
薄田泣菫 「茶話」
...その頃藹山はもう七十の上を越してゐたらしかつたから...
薄田泣菫 「茶話」
...そうして少くとも外見に於いては和気藹々裡(わきあいあいり)に別れたというだけの出来事なのである...
太宰治 「親友交歓」
...善く言えば和気藹々(わきあいあい)と...
太宰治 「パンドラの匣」
...極めて和気藹々(あいあい)として...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...彼の家庭が如何に和氣藹々たる春風にみち...
萩原朔太郎 「所得人 室生犀星」
...和気藹々(わきあいあい)としている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...一応は和気藹々たるその光景は...
宮本百合子 「或る画家の祝宴」
...辞気藹然(じきあいぜん)感じ申候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...号は梧陰又藹軒(あいけん)であつたと云ふ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それからはもう一座は和気藹々(あいあい)となって...
横光利一 「馬車」
...和気藹々(あいあい)のうちに種々検討された...
吉川英治 「三国志」
...和気藹々(あいあい)たるものであった...
吉川英治 「三国志」
...藹々(あいあい)とみな仲よく頬を染め合った...
吉川英治 「私本太平記」
...満城陽気藹々(あいあい)であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...――和気藹々(あいあい)たる四...
吉川英治 「新・水滸伝」
...和気藹々(わきあいあい)として生活の楽しめる世界であろう――と彼女は善信に嫁(とつ)ぐ日まで信じていたのである...
吉川英治 「親鸞」
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