...仏教の原理を講ずる時にはもちろんはなはだ「藹然親しむべき」ものがある...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...南画と娘9・27(夕)貫名海屋(ぬきなかいをく)の系統を伝へた谷口藹山(あいざん)が...
薄田泣菫 「茶話」
...それから和気藹々(あいあい)たる中に各職場の苦心と労力をさらによく理解することが出来...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...貴下の御家庭の和気藹々(あいあい)たる情景は...
谷崎潤一郎 「細雪」
...内外共に和気すこぶる藹々(あいあい)たるところ...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼の家庭が如何に和氣藹々たる春風にみち...
萩原朔太郎 「所得人 室生犀星」
...和氣藹々たる家庭生活の實現だつた...
萩原朔太郎 「所得人 室生犀星」
...五十年百年の後には再び圓右が宗悦の一節に聴いたような和気藹々(あいあい)たる洗練東京の「隣組」が新粧されていようことをせめても私は死後に望んで止まないのみである...
正岡容 「我が圓朝研究」
...一応は和気藹々たるその光景は...
宮本百合子 「或る画家の祝宴」
...辞気藹然(じきあいぜん)感じ申候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...号は梧陰又藹軒(あいけん)であつたと云ふ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...藹然(あいぜん)たる仁人の言(こと)である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それからはもう一座は和気藹々(あいあい)となって...
横光利一 「馬車」
...舟は和気藹々(あいあい)な囀(さえず)りを乗せて...
吉川英治 「私本太平記」
...藹々(あいあい)とみな仲よく頬を染め合った...
吉川英治 「私本太平記」
...藹々(あいあい)とした和(なご)やかな家庭味とでもいうものが...
吉川英治 「親鸞」
...和気藹々(わきあいあい)として生活の楽しめる世界であろう――と彼女は善信に嫁(とつ)ぐ日まで信じていたのである...
吉川英治 「親鸞」
...和気藹々(あいあい)である...
吉川英治 「松のや露八」
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