...藤井寺に本拠をおいている御人数の溜り場だ」「そんな所へ...
吉川英治 「私本太平記」
...藤井寺は往年の洪水(こうずい)で荒廃したままだった...
吉川英治 「私本太平記」
...藤井寺から古市の出屋敷の方へ向って...
吉川英治 「私本太平記」
...その藤井寺へ、雨露次が曳かれて来たのは、すぐあとだった...
吉川英治 「私本太平記」
...――兵を駆(か)ッて、弾圧すれば、数を加えて来るのみだし、なだめていれば、藤井寺の営さえ、彼らの奇襲と遠巻きに委(い)せられて、糧道も絶たれかねない勢いだった...
吉川英治 「私本太平記」
...また藤井寺の囚人溜(めしゅうどだま)りへ数珠ツナギにしておいた散所民を...
吉川英治 「私本太平記」
...……まるで野盗が住んだあとみたいにして行きおった」藤井寺の堂守は...
吉川英治 「私本太平記」
...赤子のなきがらは、その夜、堂守の妙達と、父の手で、そっと、藤井寺の裏で、荼毘(だび)(火葬)に付された...
吉川英治 「私本太平記」
...夫婦は、姿をそろえて、御堂にぬかずき、また妙達の寝ている庫裡の方へも、手を合せていたが、ほどなく、藤井寺をあとに、その夜、どこともなく立ち去った...
吉川英治 「私本太平記」
...藤井寺の外に、駒や従者をとどめ、ひとり山門を入って来たものがある...
吉川英治 「私本太平記」
...六波羅兵の藤井寺の屯(たむろ)につながれて...
吉川英治 「私本太平記」
...藤井寺で死なせた子といい...
吉川英治 「私本太平記」
...おめえたち夫婦(ふたり)の面あ、藤井寺のとき、この眼の奥におさめてある...
吉川英治 「私本太平記」
...藤井寺では押ッ放したが...
吉川英治 「私本太平記」
...藤井寺の六波羅屯所(ろくはらたむろ)へ曳かれていると聞いて...
吉川英治 「私本太平記」
...藤井寺をたずねて行ったところ...
吉川英治 「私本太平記」
...八月、細川顕氏(あきうじ)は、河内の池尻へ出陣し、九月、藤井寺で戦い、十月には、山名時氏もまた発向した...
吉川英治 「私本太平記」
...藤井寺の戦いも幕軍の破れに帰し...
吉川英治 「私本太平記」
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