...馬鈴薯(ばれいしょ)...
芥川龍之介 「不思議な島」
...マダム馬鈴薯が這ひ出して来て...
石川啄木 「雲は天才である」
...舌が無いかと思はれたマダム馬鈴薯の...
石川啄木 「雲は天才である」
...』馬鈴薯が頻りにわめく...
石川啄木 「雲は天才である」
...これに代うるに馬鈴薯(じゃがたらいも)ならびに牧草(ぼくそう)をもってするのであります...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...「そんなものが何だつて小麦や馬鈴薯の値段に影響して来るんだね...
薄田泣菫 「茶話」
...三つ植ゑつけて置いた馬鈴薯が三十ばかりに殖えてゐた...
種田山頭火 「其中日記」
...ムロのおかみが自然薯(じねんじょ)を売りに来た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ほどなく薯虫(いもむし)が蟻に引きずられて行くように...
中里介山 「大菩薩峠」
...薯(いも)でもない...
中里介山 「大菩薩峠」
...ママ薯が反っくりかえったままでいった...
久生十蘭 「だいこん」
...けっしてこれを馬鈴薯などと間違った名では呼んでいない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...昔からどの学者もどの学者もみなヤマノイモ(ジネンジョウ)を薯蕷だとしていた...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...教科書の馬鈴薯の字面を仮名でジャガイモと御改訂あられん事を日本教育のために希望致します次第であります...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...燕麦、大豆、馬鈴薯、萋々とした牧草地、其外美事な果樹林等の地域は整然として区劃され、今や全く処女地時代の原始の面影はとゞめてゐない...
三木露風 「トラピスト天使園の童貞」
...第九 野菜飯は玉葱(たまねぎ)と人参(にんじん)と馬鈴薯(じゃがたら)とセロリーあるいはキャベツなぞを極(ご)く小さく切ってバターでよくいためておきます...
村井弦斎 「食道楽」
...しかし仏掌薯は蕎麦切をやや硬くする恐れがあります...
村井政善 「蕎麦の味と食い方問題」
...ホシカさつま薯を皮のまゝ切つて乾したものを...
柳田國男 「食料名彙」
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