...廊下越しに興録を呼び出して薬びんや病床日記を調(ととの)えるように頼んだ...
有島武郎 「或る女」
...興録の持って来た薬びんから薬を半分がた痰壺(たんつぼ)に捨てた...
有島武郎 「或る女」
...薬局の前を通るとずらっとならんだ薬びんが誘惑のように目を射た...
有島武郎 「或る女」
...少し黴(かび)を持ったようにほこりっぽくぶくぶくする畳の上には丸盆の上に大学病院から持って来た薬びんが乗せてあった...
有島武郎 「或る女」
...薬びんの乗せてある丸盆が...
有島武郎 「或る女」
...薬びんのレッテルをよむこともできやしません」しかたがないので電気主任を呼ぶと...
海野十三 「海底大陸」
...たなから薬びんをさがし...
海野十三 「海底大陸」
...小さい薬びんが一つ転(ころが)っていて...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...片手に持っている割れた薬びんと...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...一つの薬びんと一冊の手帳とが入っているのです...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...次に薬びんに注意すると...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...何かのチンキの入った薬びんと...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...椅子(いす)の横の台の上には薬びんと急須(きゅうす)と茶わんとが当時のままに置いてあります...
寺田寅彦 「先生への通信」
...傘を持った手に薬びんをさげて片手は子供の手を引いて来る...
寺田寅彦 「花物語」
...そして寝台のすぐ横にある大理石を張った薬びん台の上に載せた...
寺田寅彦 「病室の花」
...薬びん台に載せて始めてよく見ると...
寺田寅彦 「病室の花」
...薬剤や薬びんの上近く身をかがめてそれを見わけていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
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