...冬の煖炉(だんろ)に燃す薪(まき)をきったりした...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...腰を掛ける前に先づ五本も六本も薪を入れるので...
石川啄木 「菊池君」
...(小説家だといつて薪ざつ棒を揮(ふ)りあげないものでもない...
薄田泣菫 「茶話」
...一把の薪一俵の炭をも労を惜しまないで...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...貞之助と三人の姉妹とは応接間の煖炉(だんろ)にぱちぱちはねる薪(まき)の音を聞きながら...
谷崎潤一郎 「細雪」
...此火焔をば再び薪(たきぎ)に轉(てん)ぜしならん...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...楠や樫の小枝を結えた薪の束が山のように積んであった...
豊島与志雄 「楠の話」
...「伐り倒して、薪にでもするか...
豊島与志雄 「古木」
...薪水(まきみづ)の世話をするために...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...薪炭材料等(しんたんざいりようなど)をとるのは第二(だいに)とされるようになりました...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...足薪翁記に寛文の頃女巡禮夥しくはやつたとあるは此事の沿革を知る材料になる迄であるが元祿三年出版の本既に西國順禮を賣色女の列に入れあるをみると...
南方熊楠 「女順禮」
...門を入るとさっきの門松または薪(まき)の束が...
柳田国男 「海上の道」
...勝手口の外にある薪小屋の前で...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...薪(まき)の束を作り初めたが...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
...すっかり薪(まき)も割ってある」と...
吉川英治 「三国志」
...智深はその薪(まき)の火を持って...
吉川英治 「新・水滸伝」
...薪(まき)でも割るように榊原は大上段で人間を斬っていた...
吉川英治 「松のや露八」
...破障子の間からツイ裏木戸の所に積んである薪が見え...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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