...民衆を薙(な)ぎ払わせていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...八そのほか刀、薙刀、弓、鉄砲など、あらゆる戦(いくさ)道具もそろつてゐた...
中勘助 「銀の匙」
...弁慶が行きちがひざまに薙刀の柄もとを蹴上げられてすはと向きなほるところが目について消えなかつた...
中勘助 「能の見はじめ」
...左右を薙(な)ぎ立てることができます...
中里介山 「大菩薩峠」
...薙刀(なぎなた)...
中里介山 「大菩薩峠」
...弁慶の薙刀(なぎなた)だと伝える者もあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...群がる天兵を打倒し薙(な)ぎ倒し...
中島敦 「悟浄歎異」
...卯平(うへい)も墓薙(はかなぎ)の群(むれ)に加(くは)はつた...
長塚節 「土」
...まったくこの薙の連続する「七谷越え」と呼ばれるあたりは...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...面目を失った行秀は狩場において薙髪(ていはつ)し逐電して熊野に入り...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...見よ見よその陰殺の気に道端の草どもも恐れおののいて薙ぎ伏すのである...
久生十蘭 「魔都」
...白薙を廻った方が良いとのことであったが...
松濤明 「春の遠山入り」
...侍女の薙刀(なぎなた)を奪ひ...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...後に薙髪(ちはつ)して宗伊(そうい)と云つた人である...
森鴎外 「椙原品」
...畳に伏して足元を薙(な)ぎつけていました...
吉川英治 「江戸三国志」
...薙刀(なぎなた)を持って出たり...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...いなかった」「いました」「こいつ」右手(めて)の薙刀(なぎなた)を左に持ち代えて...
吉川英治 「源頼朝」
...ぱッと夕闇を横に薙(な)いだ...
吉川英治 「山浦清麿」
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