...こは草薙(くさなぎ)の大刀一二なり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...十八九人を薙ぎ倒す...
大町桂月 「國府臺」
...民衆を薙(な)ぎ払わせていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...薙刀(なぎなた)がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...弁慶の薙刀(なぎなた)だと伝える者もあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...頂上まで蓬や鳥兜草が繁茂して居るが頂上に至るまでそれが兩側二尺ばかりは薙ぎ拂はれてある...
長塚節 「鉛筆日抄」
...途上たていしの山こえゆけば落葉松(からまつ)の木深き溪に鵙の啼く聲立石の淺山坂ゆかへりみる薄に飛彈の山あらはれぬ霧が峰うれしくも分けこしものか遙々に松虫草のさきつゞく山つぶれ石あまたもまろぶたをり路の疎らの薄秋の風ふく霧が峰は草の茂山たひら山萩刈る人の大薙に刈る八日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...敲くたびに杖の先が薄を薙(な)ぎ倒してがさがさ音を立てる...
夏目漱石 「虞美人草」
...長槍や薙刀などが掛つてゐる鴨居のあたりへ凝つと視線を反らせながら...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...まず左の肩口を目がけて薙(な)ぐようにすれば...
柳田国男 「遠野物語」
...薙刀、剣術などの稽古にはかれらに相手を命じ、心の昂(たか)ぶっているときにはよくけがをさせた...
山本周五郎 「菊千代抄」
...槍なり木剣なり薙刀(なぎなた)なり何でもご自由でござる...
吉川英治 「剣難女難」
...小脇にしていた偃月(えんげつ)の青龍刀をさしのべてその薙刀形(なぎなたなり)の刃さきに...
吉川英治 「三国志」
...みな槍(やり)薙刀(なぎなた)をたずさえて...
吉川英治 「三国志」
...「それッ」と近侍(きんじ)をはじめ侍女(こしもと)の薙刀(なぎなた)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ひらりと神馬(しんめ)草薙(くさなぎ)の鞍(くら)つぼにかるく飛びのった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...唯七の二度目の後薙(うしろな)ぎが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...薙刀(なぎなた)を把(と)って...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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