...「薄物」を洗濯するときは手洗いがおすすめです...
...薄物の色落ちに注意して染め物をする必要があります...
...彼女は薄物の生地で作られたドレスを着ていた...
...冬は薄物のコートでは寒すぎるので、厚手のコートを着ましょう...
...このシャツは薄物で、暑い日に着るのにぴったりです...
...黒地の薄物を着た女...
上村松園 「画道と女性」
...透きとおるような薄物(うすもの)のワンピースで...
海野十三 「地獄街道」
...一般の好尚は薄物(うすもの)...
内藤湖南 「染織に關する文獻の研究」
...古い製品と同樣の薄物(うすもの)を使用したりして居る...
内藤湖南 「染織に關する文獻の研究」
...踊子の腰のまわりには薄物や何かが次第に多く附けまとわれるようになった...
永井荷風 「裸体談義」
...薄物の紋付は紙よりも脆(もろ)く...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...更衣(ころもがえ)野路(のじ)の人はつかに白し春着を脱いで夏の薄物にかえる更衣(ころもがえ)の頃(ころ)は...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...さる子細(しさい)あればこそ此處(こゝ)の流(なが)れに落(おち)こんで嘘(うそ)のありたけ串談(じようだん)に其日(そのひ)を送(おく)つて情(なさけ)は吉野紙(よしのがみ)の薄物(うすもの)に...
樋口一葉 「にごりえ」
...この時節にふさわしい淡紫(うすむらさき)の薄物の裳(も)をきれいに結びつけた中将の腰つきが艶(えん)であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その当時のいかにも日本の物らしくない箱に入れたままで薄物の袋に包んだのを五葉の木の枝につけた物と...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...源氏はそばへ来て薄物の几帳の垂(た)れを一枚だけ上へ上げたかと思うと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...薄物の単衣(ひとえ)を着て横たわっている姿からは暑い感じを受けなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...薄物に透いて見える肌(はだ)の色がきれいであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...きれいに染め上がった朽ち葉色の薄物...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...薄物の簡単な裳(も)をつけて卑下した姿も感じがよくて侮(あな)ずらわしくは少しも見えなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...薄物(はくぶつ)に候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...黒っぽい薄物の振袖を重ねて...
夢野久作 「二重心臓」
...黒っぽい薄物の振袖...
夢野久作 「二重心臓」
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