例文・使い方一覧でみる「薄暮」の意味
スポンサーリンク...薄暮時には暗くて危険な道もあるので、気をつけましょう... 
...あの場所は薄暮時には美しい夕日が見られる...
...薄暮には虫の音が静かに聞こえて癒される...
...薄暮時には外で運動する人が多いが、暗くなる前に帰宅した方が良い...
...彼女とは薄暮の公園で出会った...
...それは北京（ペキン）の柳や槐（えんじゅ）も黄ばんだ葉を落としはじめる十月のある薄暮（はくぼ）である...
芥川龍之介 「馬の脚」
...顔に当る薄暮（はくぼ）の風...
芥川龍之介 「トロッコ」
...喬杉の下の險路を一呼して下り、薄暮、結束屋に達す...
大町桂月 「春の筑波山」
...昼間でもその中は薄暮のような光しか無かった...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...外はまだ薄暮の光りが全く消えきらずに洋銀の色を流してゐた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...Ｂ達は雨の降る日の薄暮にその埠頭に着いた...
田山録弥 「島の唄」
...薄暮の縁側の端居（はしい）に...
寺田寅彦 「映画の世界像」
...薄暮の空遠くに眼をやって...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...心痛してる者にとってはいかにもつらい薄暮のころ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...薄暮中村光夫氏來話...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...薄暮月蝕す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...雲は地上に近く掩いかぶさってあたりが薄暮の如く闇くなった...
長塚節 「太十と其犬」
...薄暮のほの白いうれひのやうにはるかに幽かな湖水をながめはるばるさみしい麓をたどつて見しらぬ遠見の山の峠にあなたはひとり道にまよふ 道にまよふ...
萩原朔太郎 「青猫」
...大利鎌の刃先に漂ふ薄暮の白い眼差し...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...薄暮が落ちて来ていた...
牧逸馬 「双面獣」
...もう薄暮だから飛雲閣はくらくてだめでせうと云つた...
室生犀星 「京洛日記」
...消燈天国薄暮になると戸部の西洋牢時代を偲（しの）ばせる遺物の鐘が...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...もう薄暮の戦場にのこっているのは...
吉川英治 「三国志」
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