...薄化粧でいいと思うよ...
...彼女はいつも薄化粧で自然なおしゃれだ...
...面接には薄化粧で出る方が好印象だと言われた...
...今日は会社に薄化粧で来たら、上司に怒られた...
...テレビ出演時は薄化粧でもしっかりメイクしているんだって...
...薄化粧(うすげしょう)に...
泉鏡花 「縁結び」
...顔に薄化粧をしてこの世から消えてしまつた...
薄田泣菫 「茶話」
...難といへば難だがそれも其上に無造作に薄化粧をしてゐるのが却つて美しくも見える...
高濱虚子 「俳諧師」
...薄化粧をして口紅をつけたりした...
徳田秋声 「縮図」
...洗髪(あらいがみ)のまま薄化粧もそこそこに路地を出た...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...薄化粧をしておいでになりました」「ごらんになりまして?」「確かに……」「その通りでありまする」お君とお松とは頷き合いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...兵馬は薄化粧をしていましたようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...きちんと身じまい薄化粧にまで及んで...
中里介山 「大菩薩峠」
...お兼さんは薄化粧(うすげしょう)をして二人のお酌をした...
夏目漱石 「行人」
...薄化粧(うすげしょう)を施こした彼女の横顔を眺めた...
夏目漱石 「明暗」
...薄化粧の顔に、赤痣は火の如く燃えて、半面の醜くさが強調された代りに、左半面の美しさは比類もありませんが、半十郎の驚いたのはそれではなく、この女の顔が、風呂で洗い浄めて、情熱に燻蒸(くんじょう)すると、曾て半十郎の許婚(いいなずけ)だった繁代――あの稲富喜太夫の娘で喜三郎の妹だった繁代に、何んとなく似通ったところのあるのに気が付いたのです...
野村胡堂 「江戸の火術」
...思いきり紅白粉の薄化粧をした上...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...薄化粧さへした顏ではありませんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...束髪の癖にヘゲル程白粉(おしろい)を施(つ)けて……薄化粧なら宜けれども...
二葉亭四迷 「浮雲」
...薄化粧の淡洒(あつさり)した意氣造...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...薄化粧した飯尾さんがしなをつくって食事の父へ給仕をしている姿を頭に描いて...
矢田津世子 「父」
...薄化粧をしたあによめの姿が眩(まぶ)しいとでもいうように...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...ほんのりと薄化粧を刷(は)いた白珠のおもむきが...
吉川英治 「新・水滸伝」
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