...34微笑の砦(とりで)もて 心を奥へ奥へと包んだ 薄倖のばらのはな...
大手拓次 「藍色の蟇」
...一度は元嘉の薄倖詩人鮑照(はうせう)と一緒に...
薄田泣菫 「独楽園」
...この薄倖な詩人は...
薄田泣菫 「独楽園」
...われは薄倖兒(はくかうじ)...
高山樗牛 「清見寺の鐘聲」
...・霜の道べりへもう店をひろげはじめた大霜、あつまつて火を焚きあげるつめたい眼ざめの虱を焼き殺す・師走ゆきこの捨猫が鳴いてゐるよい事も教へられたよいお天気・霧、煙、埃をつきぬける・石地蔵尊へもパラソルさしかけてあるのぼりくだりの道の草枯れ明るくて一間きり(苦味生居)・柵をくゞつて枯野へ出た子供になつて馬酔木も摘みます夕闇のうごめくは戻る馬だつた八十八才の日向のからだである(苦味生さん祖母)さびしいほどのしづかな一夜だつた、緑平さんへ長い手紙を書く、清算か決算か、とにかく私の一生も終末に近づきつゝあるやうだ、とりとめもない悩ましさで寝つかれなかつた、暮鳥詩集を読んだりした、彼も薄倖な、そして真実な詩人だつたが...
種田山頭火 「行乞記」
...わが最愛の薄倖なる娘を...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...私の心にはただ薄倖な一女性の魂と...
豊島与志雄 「運命のままに」
...薄倖そうな可憐な耳朶が島田の鬢からのぞいてるのを...
豊島与志雄 「道化役」
...わが薄倖も亦甚しといはなければならない...
永井荷風 「十年振」
...この詩人の薄倖を嘆じた...
中島敦 「山月記」
...骨董屋は兄妹の頼る者もない薄倖につけ込み...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...でも薄倖(ふしあはせ)なあたしは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...しかしその薄倖の人は彼と知つてからまもなく病歿したのである...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...そんな薄倖な幼児の墓を私は何か一種の感動をもって眺(なが)めているうちに...
堀辰雄 「花を持てる女」
...そしてすこしばかり薄倖な作者について一喋りしたいのだが……今日はその晝寢の時間に...
堀辰雄 「日付のない日記」
...小鳥を哀撫することで、薄倖の中にも、或る静かな慰安を感じ、それによって、強い僻みから逃れて来た美しい霊が、急に陰惨で極悪な境へ迷い込み、四囲に漂う闇黒のために霊の表面を汚染されるというのは何と痛む可き事実であろう...
松永延造 「職工と微笑」
...宮は悲しくてお自身の薄倖(はっこう)であることをお思いになるのであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...玉鬘は源氏に持たれる恋心を自身の薄倖(はっこう)の現われであると思った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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