...彼の発言により、彼女の心が蕩揺する...
...最近の株価の動きには、投資家たちも蕩揺している...
...激しい地震によって、家屋が蕩揺き倒れた...
...妻の出産を控え、夫の心は蕩揺いでいた...
...イベントの中止が決定し、参加者たちは心が蕩揺いでいた...
...不思議な感動に蕩揺(とうよう)されて...
芥川龍之介 「妖婆」
...はてなき浪の蕩揺に...
中原中也 「海の詩」
...「感覚的」を透して理念(情緒をも含めて)を蕩揺させてゐるものである...
中原中也 「新短歌に就いて」
...蕩揺させてみせるものである...
中原中也 「新短歌に就いて」
...その蕩揺といふことがない以上...
中原中也 「新短歌に就いて」
...その蕩揺は出せさうにない...
中原中也 「新短歌に就いて」
...而してその両者の重要な相違点は「理念を蕩揺させること」のあるないにあると思ふ...
中原中也 「新短歌に就いて」
...その理念を蕩揺させてみるべきだといふこと...
中原中也 「新短歌に就いて」
...而も理念を蕩揺させてみせることの可能な或ひは適した様式ではないやうだ...
中原中也 「新短歌に就いて」
...春はいつしか私の心を蕩揺(とうよう)し始めたのである...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...其内で私は歴史的に読者の過去を蕩揺(とうよう)する...
「木下杢太郎著『唐草表紙』序」
...宇宙の高みで蕩揺させたのであった...
久生十蘭 「泡沫の記」
...無限の蕩揺をつづけたのち...
久生十蘭 「南極記」
...然しまだ加十の意識は夢の中に蕩揺していて...
久生十蘭 「魔都」
...その上に蕩揺する表情によって...
久生十蘭 「魔都」
...しかれども彼が沈澱(ちんでん)腐敗せる連歌を蕩揺(とうよう)して他日一新の機を与へたる功は...
正岡子規 「古池の句の弁」
...妊娠初期の女体の烈しい血の蕩揺は...
吉川英治 「私本太平記」
...港いっぱいに蕩揺(とうよう)している無数の船影のうえに...
吉川英治 「私本太平記」
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