...すなわち松方は総理大臣で蔵相を兼ね...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...図技けた牛のやうな調子で蔵相に挨拶した...
薄田泣菫 「茶話」
...先日(こなひだ)の茶話で神戸の山下亀三郎氏が勝田蔵相にうつかり「犬馬の労を取つて欲しい」と言つたといふ事を書いた...
薄田泣菫 「茶話」
...やかましやの蔵相閣下のお名前でもつけておくんだね...
薄田泣菫 「茶話」
...その奥手に椅子にもつかずに、ギェラップ船舶相や、バング蔵相、来朝中のベテレヘム製鋼会社長のシューレンバック氏、賜暇(しか)帰朝中のヴェルトネル駐仏大使らの一団が、葉巻(シガー)をくゆらして酒杯(グラス)片手に、賑やかに笑い興じていた...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...官僚の花形の一人であった藤井蔵相が死ぬと...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...だからつまり蔵相に対しては...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...藤井蔵相の予算の膨大化などを非難するものがあるとしたら...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...馬場元蔵相の入閣と企画庁長官就任交渉...
戸坂潤 「近衛内閣の常識性」
...浜口首相が蔵相だった時に物療科の予算を通したことから始まり...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...品川の土蔵相模(どぞうさがみ)という妓楼の娘との仲に出来た子だという...
長谷川時雨 「最初の外国保険詐欺」
...首相蔵相等五六人...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ところがおきの毒さまにも十三日の新聞にあらわれた泉山蔵相の事件のようなことがあらわれて最後の幕切れとなった...
宮本百合子 「泉山問題について」
...江戸品川に「土蔵相模」という貸座敷があった...
武者金吉 「地震なまず」
...土蔵相摸(どぞうさがみ)で...
森鴎外 「細木香以」
...浜口蔵相は大整理を断行するという...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...露国の蔵相、兼、外相ウイッテ伯を縮み上らせた眼だ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...浜口蔵相の節約主義がこれをどの辺(あたり)で喰い止めるか...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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