...静子と縁談の持上つてゐる松原家の三男の狷介(けんすけ)とは小い時からの親友(なかよし)で...
石川啄木 「鳥影」
...文人特有の狷介(けんかい)と懶惰(らんだ)とズボラが累をなして同郷の先輩に近づかず...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...陸は狷介気を吐く野客であった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...無論実際の舞台に立たせたなら直ぐ持前の詩人的狷介や道学的潔癖が飛出して累をなしたであろうが...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...赤木医師は風貌に似ず狷介(けんかい)な性格で...
梅崎春生 「凡人凡語」
...其の実質概して狷介にして余裕なし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...「矢吹狷之介というてな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...狷之介はまだ十九歳...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――しかしこれは又三郎にしては若過ぎます」「…………」狷之介は黙ってうつ向きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...狷之介殿」兵庫の一つの眼はギラリと光ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...狷之介様、殿様をお留め下さい」平次と狷之介とガラッ八が一生懸命宥(なだ)めているうちに、柄に似ぬ軽捷な三吉の又三郎は、二三つ跳んで、木戸から路地へ、往来へと逃げ去ってしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...狷之介殿」兵庫の一つの眼はギラリと光ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...狷介不羈(けんかいふき)...
長谷川時雨 「竹本綾之助」
...慮外な仕儀で、前後のさまもとりとめないほどだが、狷介不覊の、剛直のと世間から囃し立てられている俺にとって、この不都合は災厄以上のものであった...
久生十蘭 「湖畔」
...監視員はひどく狷介で...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...狷介不羈の風格であったことが知られている...
藤島武二 「画室の言葉」
...もっと狷介(けんかい)な闘志満々たる態度と...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...狷介(けんかい)不覊(ふき)なところがある...
吉川英治 「剣の四君子」
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