...その範囲を越えれば没書になる恐れがある...
魯迅 井上紅梅訳 「幸福な家庭」
...それはそうとどんな風に書こうかな……そうしなければ没書になる恐れがあるし...
魯迅 井上紅梅訳 「幸福な家庭」
...折角油汗を流して苦辛した二葉亭の通信がしばしば大阪の本社で冷遇されて往々没書となったのは...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...どこの雑誌へ出しても没書になる価値は充分あるのだから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...故に箇様(かよう)なる場合においては初めの十句ほどを読みその中に佳句なくば全体に佳句なき者として没書致すべく候...
正岡子規 「墨汁一滴」
...まるで私の詩が没書にでもなったような冷たい顔をして言った...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...殆んど没書という運命を予期していた私の詩が...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
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