...書を名山に蔵する底(てい)の事は...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...太陽の内部はこの種の熱を貯蔵する非常に大きな倉庫であると考えなければならない...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...如何に巧妙に冬越しの食物を貯蔵するかを見よ...
石川三四郎 「吾等の使命」
...この破片を(二つ合)わせたるときはデルマの秘(蔵する宝)庫の位置およびその宝庫(の開き方を知)ることを得るよしな(り...
海野十三 「少年探偵長」
...ふるき所にて此処のサマリヤ人の会堂に秘蔵するモーゼの五経(ごけい)は有名なるものなり...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...噴火口の如く熱火を内蔵する種類のものにあっては...
豊島与志雄 「高千穂に思う」
...火山が蔵する影のうちには...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...珍蔵することにした...
中谷宇吉郎 「雪三題」
...原子の蔵する勢力は殆んど全部原子核の中にあって...
中谷宇吉郎 「弓と鉄砲」
...「あの傑作はわしの方で大事に所蔵するだらう...
長與善郎 「青銅の基督」
...長河(ちょうが)の鰐魚(がくぎょ)を蔵する所...
夏目漱石 「虞美人草」
...僕が心中に収蔵するのみ...
蜷川新 「天皇」
...わたくしは良子刀自の蔵する狩谷氏俊の遺稿に拠つて言ふのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「同じように立派な行為のうちもっとも苦痛を多く蔵するものこそ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼らの餌として貯蔵するにたらなくなるのを恐れて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その貯蔵する古金銀を...
山本周五郎 「山彦乙女」
...――有名な“六波羅の蓮華寺過去帳”を蔵する寺――蓮華寺を訪うためにである...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...その珍蔵する道具類を見せて貰ったのであるが...
和辻哲郎 「鎖国」
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