...蓮鷺図志賀直哉(しがなほや)氏の蔵する宋画(そうぐわ)に...
芥川龍之介 「支那の画」
...余が蔵する画幅に延享三年丙寅仲春夢中庵笠翁八十有四筆(ふで)とあり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...葉わさびをふつて貯蔵する(敬坊のお土産)...
種田山頭火 「其中日記」
...すなわち知識と智慧とのすべての宝を秘蔵する神の...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...あらゆるりんごを包蔵する永遠不滅のりんごの顔をカンバスにとどめようとして努力したという話がある...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...夏まで貯蔵するのである...
寺田寅彦 「話の種」
...日頃身に代えてもと秘蔵するのは古今の淫書(いんしょ)...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...オックスフォード大学の博物館に蔵する金剛尊は三猴を侍者とすと記し...
南方熊楠 「十二支考」
...富士川游さんの儲蔵する所となつてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...源空の書は東都屋代輪池蔵する選択集(せんぢやくしふ)の筆跡に似(にた)るがごとし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは林中将太郎さんの蔵する玉蘊の画幅に「平田氏之女豊」の印があることを聞いた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...蘭軒は又自らその蔵する所の金沢文庫零本千金方にも跋してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其養孫二世全安さんの蔵する京水自筆の巻物の事に及んだ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...徳(めぐむ)さんの蔵する詩箋は下(しも)の如きものである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...徳(めぐむ)さんの蔵する所の木村定良(さだよし)の文を此に録する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...家蔵するものだけは念のために眼を通した...
柳田国男 「海上の道」
...光れる中に腐敗を蔵するを見ば...
山路愛山 「英雄論」
...五同じ日――董卓もその私邸官邸を引払い、私蔵する財物は、八十輛の馬車に積んで連ね、「さらば立とうか」と、彼も輦(くるま)にかくれた...
吉川英治 「三国志」
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