...こんな落着きのない日を送っていては取返しのつかない気もしてきた...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...暫く落着き場所のないまま...
田中英光 「さようなら」
...庸三はようやく落着きを失って来た...
徳田秋声 「仮装人物」
...事によると最後の落着き場所として愛の巣が営めるのではないかという気もしたし...
徳田秋声 「仮装人物」
...忘れていらっしゃるかと思ってた」ひどく落着きはらった妻の態度に...
外村繁 「澪標」
...表面だけは益々落着き払って...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...一筋の信念に落着き払っているような美代子の眼付きを...
豊島与志雄 「白藤」
...どこの空(そら)を風が吹く底(てい)の顔付きで落着き払って議事を進行せしめたその態度と...
新渡戸稲造 「自警録」
...その落着き方はなにしろ大したものなんだ...
久生十蘭 「魔都」
...落着き拂つて云つた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...心の落着きを取りもどすようになった事情はもう一つありました...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...もの慣れた召使ひが茶果を運んで来るやうな沁々とした落着き振りが何よりも羨ましかつた...
牧野信一 「書斎を棄てゝ」
...これ程のお支度はなされますまい」七落着き払った...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...落着きのない雰囲気に包まれているのだ...
山之口貘 「池袋の店」
...しきりに帰りをうながす張飛の声をうしろに、玄徳は、落着きこんで、茶をすすりながら、「孔明先生には、よく六韜(りくとう)を諳(そら)んじ、三略に通ずと、かねがね伺っていますが、日々、兵書をお読みですか」などと雑談を向け始めた...
吉川英治 「三国志」
...かりそめにもうごかない信玄の落着きかたを...
吉川英治 「新書太閤記」
...落着き払って見上げたつもりだったが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...城下としての落着きもあるのであったが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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