...また自分の元来の本質にまで落ちつくことも出来るようになる...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...それが如何なる名称と内容との変遷によって今日落ちつく処に落ち付くに至ったかは...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...落ちつくべき処とは何を指すのだろうか...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...林内閣が落ちつく処に落ちついたと云うなら...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...地面に落ちつく時にはもう姿がなくなっていました...
豊島与志雄 「お月様の唄」
...彼はこの二人が落ちつくまで口をつぐんでいたが...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...山を越えて落ちつく先の...
夏目漱石 「草枕」
...先刻申した個性はおもに学問とか文芸とか趣味(しゅみ)とかについて自己の落ちつくべき所まで行って始めて発展するようにお話し致したのですが...
夏目漱石 「私の個人主義」
...北の花房旅館へ落ちつく...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...南の葉村家といふ宿へ落ちつく...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...」と訊ねて見ると、老人は暫く何ごとかを考へる風だつたが、「さあ、さう訊ねられると、ちよつと答へに困るのですが……この病院の者は、落ちつく、といふ言葉を使つてゐますが、つまり病菌を全滅させることは出来ませんが、活動不能の状態に陥れることは出来るのです...
北條民雄 「間木老人」
...すっかり葉の落ちつくした...
堀辰雄 「幼年時代」
...湯にはいって落ちつくと...
水野葉舟 「帰途」
...一生涯の落ちつく先を土に見たって何になるといえばそれまでだが...
室生犀星 「生涯の垣根」
...落ちつくところまでおちなければ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分の心がいつどこで落ちつくのか彼には分らなかつた...
横光利一 「悲しみの代價」
...これからどこへ落ちつく気だ」「なにしろ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...結局はそこに落ちつくのであった...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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