...一先づ福田英子姉のところに落ちつくことになりました...
石川三四郎 「浪」
...スペイン征伐論に落ちつくらしい気配だった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...いよいよ故郷に落ちつくことにして...
田中貢太郎 「掠奪した短刀」
...やゝ落ちつく...
種田山頭火 「其中日記」
...甘藷に落ちつく外ありません...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...まずこの辺に落ちつく他はない...
戸坂潤 「現代科学教育論」
...農業統制法の不通過と産組主義の放擲とによって移行した利益の終局の落ちつく先は...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...それが如何なる名称と内容との変遷によって今日落ちつく処に落ち付くに至ったかは...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...ここまで落ちつくように世話を焼いてくれたのはお雪で...
中里介山 「大菩薩峠」
...安らかな思いに落ちつくのがいつものことであった...
中村地平 「宮崎の町」
...落ちつくと云う事は...
林芙美子 「清貧の書」
...やつと村に落ちつくやうになつても...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...彼はわざと落ちつくやうに心掛けて浴室へ這入つた...
横光利一 「悲しめる顔」
...そこで彼は好意ある恩師の言葉のままに暫くそこに落ちつくことにした...
横光利一 「蛾はどこにでもゐる」
...天上天下唯我独尊に落ちつくこと...
横光利一 「旅愁」
...幸子の話の落ちつくのを待っていたが...
横光利一 「旅愁」
...不起訴と落ちつく...
吉川英治 「随筆 新平家」
...人に訊ねるわけにもゆかぬので眼をつむつてゐて指でさした宿に落ちつくことに決めたが...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
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