...青年も黙って落ちついている...
太宰治 「新樹の言葉」
...とても落ちついている...
太宰治 「正義と微笑」
...母は落ちついて、着物がひとりで出歩くものか、捜してごらん、と言った...
太宰治 「花火」
...頭が混乱してゐて落ちついてはゐられなかつた...
田中貢太郎 「蟇の血」
...だいぶ落ちついて来た...
種田山頭火 「其中日記」
...それが、いやに、落ちついての、談合?――談合ではない、無尽講じゃが、何んの用があって聞くか...
直木三十五 「南国太平記」
...しばらくして落ちついて来るうちに...
夏目漱石 「永日小品」
...僕なんか書きたい事はいくらでもあるんだけれども落ちついて述作なぞをする暇はとてもない...
夏目漱石 「野分」
...本気に落ちついて正しくのばしてやろう...
羽仁もと子 「おさなご」
...いくらか落ちついて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...私たちはいつか落ちついてお話しし合うことがあるでしょう...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...僧坊に落ちついて...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...まあ落ちついてききたまえ...
宮沢賢治 「オツベルと象」
...そしてたまたま一年も同じ処に落ちついていると...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...あなたは実に完全に平静に落ちついていられました...
三好十郎 「恐怖の季節」
...もうすこし落ちついて話してくれなくちや...
三好十郎 「肌の匂い」
...まだたしかに落ちついているという返辞...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...私は自分の心があまりに落ちついていないのに驚く...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
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