...不屈の剛気と華麗な自信と胸躍る挙国一致の感激の表現だった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...船尾のかたへ華麗なる武具を肩のへ投げ懸けし兄――大王を見出して其到着を喜ばる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...衆を亡ぼし華麗なる武裝を剥ぎて集めとり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ドラマとしてよりもスペクタクルとしての絢爛華麗な効果を狙った見世物(ショウ)を上演する団体であって...
西尾正 「陳情書」
...ブライロフスキーはこの種の外面的な華麗なものが非常に良い...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ここは「ニース突堤遊楽館(カジノ・ド・ラ・ジュテ・ド・ニース)」の華麗なる海上大食堂...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...東洋から今しがた帰国した華麗なる軍人だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...稍々(やや)ともすると荘重な華麗な声調を要する筈の唱歌が震えて絶え入りそうになったが...
牧野信一 「ゼーロン」
...いとも華麗なる料理の数々を数多(あまた)並べて...
牧野信一 「タンタレスの春」
...米の二強国も加はり華麗なる都は炎の苞にかはり修羅の大激戦は世界の天地を震駭して...
槇村浩 「世界大戦の後」
...華麗な仏会の式場が現出したわけである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...刺繍というものを色彩華麗な装飾物として決めてかかっていた子供のわたくしの眼には...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...次の幕はルサイユの宮廷の大節会(だいぜちゑ)で仮装した幾多の諸侯と貴婦人が華麗な園内の其処彼処(そこかしこ)に舞踏の団を作つて遊び狂つて居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...背の鞍の華麗などはまだいうも愚(おろ)かであった...
吉川英治 「三国志」
...いつか、華麗な船列は、海中の一ノ大鳥居の下を通って、鎌倉の浜についていた...
吉川英治 「私本太平記」
...華麗な奥方用の塗駕籠(ぬりかご)に...
吉川英治 「日本名婦伝」
...十六世紀のカピタンたちが沿岸で見たと同じ華麗なものを見いだしたのである...
和辻哲郎 「アフリカの文化」
...そこには華麗な石造の家があり...
和辻哲郎 「鎖国」
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