...――十五日には、いつも越中守自身、麻上下(あさがみしも)に着換えてから、八幡大菩薩に、神酒(みき)を備えるのが慣例になっている...
芥川龍之介 「忠義」
...檜葉菩薩微笑しながら『豈に肉(憎)らしからずや』との説明...
大町桂月 「夜の高尾山」
...ほんとうの菩薩です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...もうその壁には普賢菩薩(ふげんぼさつ)の像が見えなくなっていたこと...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...颯子菩薩ノ計畫ハ心ノ奥深クシマイ込ンデ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...ヂヤズとお経とこんがらがつて)風の中声はりあげて南無観世音菩薩・これでもお土産の林檎二つです火が何よりの御馳走の旅となつた改紅葉山へ腹いつぱいのこ(マヽ)し・藪で赤いは烏瓜坐るよりよい石塔を見た・ならんで尿する空が暗いまた逢ふまでの山茶花を数へる・土蔵そのそばの柚の実も(福沢旧邸)十一月廿三日曇...
種田山頭火 「行乞記」
...観無常心が発菩提心となる...
種田山頭火 「行乞記」
...そうして是非とも大菩薩峠の机竜之助をやらして貰いたいと寺沢君を通じての申込だ...
中里介山 「生前身後の事」
...大菩薩峠の麓まで来ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...菩薩も笠を傾けて送り給うと見ゆる...
中里介山 「大菩薩峠」
...これを大菩薩峠全体から見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...遊歩場の菩提樹の味知るといふと...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...聖観音菩薩の頬を...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...上に乘つた普賢菩薩の...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...贋の菩提樹往々お寺の庭に菩提樹(ボダイジュ)と唱えて植わっている落葉樹があって...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...菩提樹(ぼだいじゅ)が重なり合った中に白い卓子(テーブル)と籐椅子(とういす)が散在している...
夢野久作 「冥土行進曲」
...御菩提所(ごぼだいしょ)とうかがっておりまする」「さよう...
吉川英治 「私本太平記」
...一同、松明を持って、儂(み)のあとから進んで来いっ」窟(あな)は、仏体の胎内(たいない)にでも象(かたど)ってあるのか、口はせまく、行くほどに広くなり、四壁には、諸仏、菩薩(ぼさつ)、十二神将などの像が、彫(ほ)りつけられてある...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??