...観世音や弥勒(みろく)菩薩の艷冶(えんや)な尊容に...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...先祖代々菩提とぶらふ水仙の花酔へばけふもあんたの事(緑平さんに)・うまい手品も寒い寒い風正月二日の金峰山も晴れてきたお正月の熊本を見おろす・もう死ぬる声の捨猫をさがす自動車も輪飾かざつて走る持てるものみんな持つて歩いてゐる(老遍路さん)よい月の葉ぼたんのよさ追加二句・訪ねる人もゐない街のぬかるみ闇をつらぬいて自動車自動車一月三日うらゝか...
種田山頭火 「行乞記」
...自家の菩提寺へお詣りにゆくことになった...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...人口に膾炙(かいしゃ)している中里介山君の「大菩薩峠」の内から引例して見よう――...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...一切が手づくりになった地蔵菩薩の霊場であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...大菩薩峠にも親知らずがある事...
中里介山 「山道」
...東の隅の小壁に描かれた菩薩(ぼさつ)の...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...菩薩念ずらく魔軍鳥形を作(な)し来らば我れ猫狸形を作して敵せん...
南方熊楠 「十二支考」
...『尊婆須蜜菩薩(そんばすみつぼさつ)所集論』には...
南方熊楠 「十二支考」
...『菩提場経』に馬頭尊の鼻を猿猴のごとく作る...
南方熊楠 「十二支考」
...『菩薩本行経』には...
南方熊楠 「十二支考」
...長島の兩家は淺草山谷の光照院を菩提所にしてゐたのである...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...天竺(てんじく)は仏陀迦耶(ぶっだがや)なる菩提樹(ぼだいじゅ)下に於て...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...満月どのの菩提を弔うておいでになりまする...
夢野久作 「名娼満月」
...大菩薩峠を映畫化するとき...
吉川英治 「折々の記」
...菩提寺鑁阿寺のふかくに...
吉川英治 「私本太平記」
...菩提寺山(ぼだいじざん)...
吉川英治 「新書太閤記」
...新妻でありまた菩薩(ぼさつ)であることはできにくいことであった...
吉川英治 「親鸞」
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