...世にも尊き檜葉、六一の二菩薩に、斯かる憂目を見せて、腹の中にて舌を出す馬鹿者の心の底ぞ恐ろしき...
大町桂月 「夜の高尾山」
...石ノ表面ニ菩薩ノ像ヲ深彫リニ彫ルコトハ専門家ノ技術ヲ要スルガ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...そしていろいろな菩薩の言葉や心持を統一する...
田山録弥 「くつは虫」
...菩提樹(ぼだいじゆ)下の見証や...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...それから遺髪と遺骨を岩倉家の菩提寺(ぼだいじ)の妙楽寺に送った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...一本の菩提樹(ぼだいじゅ)の木がその切り取られた壁の断面の上から枝をひろげており...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...大菩薩峠に反いてからの後の沢田というものは全く意地と反抗とヤケとで暴れ廻っているのだ...
中里介山 「生前身後の事」
...左に広やかなかやのを見て歩いて行くとまもなく大菩薩西の峠の萩原の小平...
中里介山 「大菩薩峠」
...かくて菩薩像の一躯が成れる後...
中里介山 「大菩薩峠」
...普賢菩薩の涙を見上げている平次の態度が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一番取濟ました奴が一番臭いことだけは確かだよ」「お小夜は」「外面如菩薩(げめんによぼさつ)だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...外面如菩薩(げめんにょぼさつ)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...菩提樹のこずえに向って...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...形見ぞといって下された地蔵菩薩のお守札(まもり)こそ...
吉川英治 「私本太平記」
...外面如菩薩(げめんにょぼさつ)の...
吉川英治 「親鸞」
...菩薩舞のごときは...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...菩薩の顔は表面に塗ったものが剥落(はくらく)しているきりで...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...恋の眼に映ずる男女の美しさが仏や菩薩に高められた(鳳凰堂本尊...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??