...支那焼の大きな菓子鉢に...
石川啄木 「病院の窓」
...支那焼の大きな菓子鉢に...
石川啄木 「病院の窓」
...おくみはこの女の人にさう言つて菓子鉢にするものを出して貰つた...
鈴木三重吉 「桑の実」
...夜はお互ひの部屋を菓子鉢を提げて行き来し...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...茶を入れて来なさい」と自ら立って茶棚(ちゃだな)より菓子鉢を取り出(い)でつ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...菓子鉢の羊羮を一切れつまみあげていた...
豊島与志雄 「自由人」
...」お豊(とよ)はふと気がついたやうに茶棚(ちやだな)から菓子鉢(くわしばち)を出して...
永井荷風 「すみだ川」
...庭に飼ってある鶏が一羽縁先(えんさき)から病室へ上って来て菓子鉢の中の菓子を啄(ついば)みかけたが...
永井荷風 「梅雨晴」
...――父が菓子鉢の蓋を取ると...
中原中也 「耕二のこと」
...此処(ここ)で結晶焼の菓子鉢を見た...
中谷宇吉郎 「九谷焼」
...仕事やの家へ行つて茶棚の奥の菓子鉢の中に...
樋口一葉 「わかれ道」
...仕事やの家へ行つて茶棚の奧の菓子鉢の中に...
樋口一葉 「わかれ道」
...その日に菓子鉢か何か持って出て...
森鴎外 「渋江抽斎」
...若い女中が菓子鉢と茶道具を持って来た...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...菓子鉢の蓋を取ると...
山本周五郎 「さぶ」
...菓子鉢の蓋を取ってすすめながら...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...持っているお菓子鉢を手から落してしまいました...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...宇乃が菓子鉢を落してまっさおな顔になり...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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