...甲板(かんぱん)で盛んに荷揚げしている人足(にんそく)らの騒ぎを聞きながら...
有島武郎 「或る女」
...それを荷揚するために...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...――これからまた幾日もかかつて荷揚が始まるのか?――もう荷揚はすんでるんだ...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...さうして荷揚機械のばうぜんとしてゐる海角からいろいろさまざまな生物意識が消えて行つた...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...荷揚げの人夫をやつてゐたンですが...
林芙美子 「浮雲」
...荷揚げの男が打ち身の膏薬を買った...
林芙美子 「風琴と魚の町」
...その荷揚げをする人夫たちであった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...荷揚げの唄のように何ともいえず...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...荷揚げすることを水揚げすると言い...
山之口貘 「ダルマ船日記」
...お米蔵の荷揚げなど...
山本周五郎 「さぶ」
...それでその夜の活気立った荷揚げのありさまは...
山本周五郎 「新潮記」
...荷揚場(ば)の苦力(クリイ)や弥次馬に取巻かれて車上の柚木君が青くなつたのは早速(さつそく)船内で発行する「※田パツク」第二集の好材料となるであらうが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...港内の左右には幾十の荷揚場(ば)が列(つらな)り...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...大小の汽船が煙を吐いて荷揚人足や荷車の行交(ゆきか)ふ忙(せは)しい港街の光景に久し振(ぶり)に接する心地も悪くない...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...ふと橋の下から掛けて左右に荷揚場(ば)の石だたみが広く河に突き出て造られてあるのに気が附いて...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...荷揚げの時に摺(す)り剥(む)いたで...
吉川英治 「旗岡巡査」
...桟橋に繋留する外国船の荷揚げとか...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...私は午後九時頃に及んで荷揚場から黒奴に案内されてデッキに昇っていった...
吉行エイスケ 「孟買挿話」
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