...誰(たれ)がために富嶽は年々荘厳なる白冠を戴くや...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...何か荘厳な宗教上の儀礼をいとなんでいる時の高僧のような女の顔と...
谷譲次 「踊る地平線」
...荘厳な祭式の後に...
寺田寅彦 「鑢屑」
...あの端正荘厳な噴火口に魅惑され...
豊島与志雄 「浅間噴火口」
...否それほど荘厳な人間の姿を見たことはなかった...
豊島与志雄 「楠の話」
...一種の荘厳な反動によって自然を眩惑するともほとんど言い得るであろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一七八九年以来全民衆は拡大して荘厳な個人となっている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そして肥(ふと)った女中のマトロートにこういう荘厳な言葉を浴びせかけた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...詩人の荘厳なる幻影すなわち社会的美は実現されるであろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その崇拝している荘厳な画に見入りました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...荘厳な堂前に二人は額(ぬかず)いた...
直木三十五 「南国太平記」
...又荘厳なものであって...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...荘厳なる儀式をもって...
穂積陳重 「法窓夜話」
...精神の力づよい生きものとしての人間の自然さが荘厳な天真爛漫のうちに開花されていると感じます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...荘厳な祭典と盛んな集会を催す(各家屋が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この古今未曾有(みぞう)の荘厳な大歓迎は...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...一方に満都の加特力(カトリツク)教徒が荘厳な宗教的儀式に※狂して居るのに比べて甚だ物足らなかつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...適度の暗さを持った荘厳な殿堂の前に...
和辻哲郎 「偶像崇拝の心理」
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