...「草鞋銭」払わずに履物で神社に参拝するのは失礼だ...
...おみやげで買った「草鞋銭」はアンティーク調でかわいい...
...庶民は「草鞋銭」で納めたが、豪族は金銭で贈り物をした...
...江戸時代、旅人は「草鞋銭」を積んで旅をしていた...
...今では「草鞋銭」を納める神社や寺院は少なくなってきた...
...そっと草鞋銭(わらじせん)を出して出て行ってもらったなど...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...過分の草鞋銭を頂戴して恐縮した...
種田山頭火 「旅日記」
...殊に草鞋銭(わらじせん)もなくなつて京から大阪までてく/\歩く男...
田山録弥 「西鶴小論」
...これはホンの草鞋銭の印(しるし)で...
中里介山 「大菩薩峠」
...その上に草鞋銭(わらじせん)をくれて立たせてくれるに相違ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...主人が若干の草鞋銭(わらじせん)と「奥の細道」の版本を一冊くれました...
中里介山 「大菩薩峠」
...若干の草鞋銭は先方の好意でしたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...若干の草鞋銭なんぞは辞退しても...
中里介山 「大菩薩峠」
...それがすんなりと、草鞋銭も、「奥の細道」も二つながら、かすめ得たものですから、心中の欣(よろこ)び、たとうる物なく、明治二十年代の子供が「小国民」を買ってもらった時のように、嬉しがって、声高に読み且つ吟じて行くという有様です...
中里介山 「大菩薩峠」
...たとい白銅一箇の草鞋銭(わらじせん)でも大切である...
夏目漱石 「坑夫」
...しかし草鞋銭(わらじせん)を貰うよりも...
夏目漱石 「坑夫」
...草鞋銭の百もくれてやらあ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...草鞋銭の百もくれてやらあ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...T「誠に軽少に御座るがホンの草鞋銭」と団九郎の前に差し出す...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...草鞋銭(わらじせん)に詰まって……」と云ううちに覆面を除(と)ると...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...草鞋銭(わらじせん)がとこで追ッ払うことさ」「困ったなあ」「何か来ないお禁厭(まじない)はないか」と...
吉川英治 「江戸三国志」
...草鞋銭(わらじせん)にさしあげる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...『冥途(あのよ)の草鞋銭(わらじせん)...
吉川英治 「夏虫行燈」
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