...もしも此処(ここ)に真に国家と個人との関係に就いて真面目(しんめんぼく)に疑惑を懐(いだ)いた人があるとするならば...
石川啄木 「性急な思想」
...「……もしもし...
海野十三 「金属人間」
...もしも会社に居なかった場合は直ぐ大森へ電報を打って貰(もら)いたいこと...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...「もしも同じだったらあなたは天恵を授かって...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...もしも十分な知識と訓練を具備した八十人が...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...「ああもしも、」と彼女は言った、「時によって、自分の室に一人きりでいるときに、私をご覧なすったら!」「なんですって! 今でもまだ?……」彼女は笑った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もしも彼の顏色を見わけうる人があったら...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...もしも、天皇が戦犯者であるならば、国際裁判としては、厳正に、天皇にたいして戦犯であるとの判決をくだすべきである...
蜷川新 「天皇」
...ハイティの住民のあいだで親族はもしも医師の有罪性を信ずるなら...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...「もしも医師が折れた骨を治すか...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...もしも日本からの...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...もしもその法悦をいまだに覚えていられるならば……...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...パーシウスがもしもゴーゴン達との勝負で何かひどい目に遇っていたら...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...もしも「さざんか」を漢名を用い支那の名で書きたければそれを茶梅とすればよい...
牧野富太郎 「植物記」
...もしも事實にしてただ心理的なものであるとしたならば...
三木清 「歴史哲學」
...もしもこの風習がすでに始まっていなかったならば...
柳田国男 「海上の道」
...高田屋にもしものことがあると」「ええ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...もしもその素性が知れましたばあいには...
山本周五郎 「日本婦道記」
便利!手書き漢字入力検索