...いも)昼飯はぬき・まことお彼岸入の彼岸花・よべのよい雨のなごりが笹の葉に・道がわかれて誰かきさうなもので山あざみ・レールにはさまれて菜畑もあるくらし(踏切小屋)・山ふかく谺するは岩をくだいてゐる音蛙とびだしてきてルンペンに踏み殺された・仕事は見つからない眼に蜘蛛のいとなみ・あれが草雲雀でいつまでもねむれない・旅のからだをぽり/\掻いて音がある九月廿二日晴...
種田山頭火 「行乞記」
...何もありませんが熟柿でももいで食べて下さい!草雲雀がいよ/\ます/\さびしくかなしく鳴いて...
種田山頭火 「其中日記」
...利根の河原をひとり歩きて磊落と河原を行けば草雲雀わが幻想の都市は空にあり虹立つや人馬賑ふ空の上隱遁の情止みがたく...
萩原朔太郎 「俳句」
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室生犀星 「抒情小曲集」
...カーン草雲雀(くさひばり)一帰る旅籠(はたご)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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