...草々の茂みに立ったしるべの石碑を...
泉鏡花 「遺稿」
...草々頓首」(四月二十八日)(『映画春秋』創刊号・昭和二十一年八月)...
伊丹万作 「戦争責任者の問題」
...搗てて加えて哈爾賓へ着く草々詰らぬ奇禍を買って拘留された...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...そして斜面の草々を分けながら荒々しく堤の下に転がり落ちた...
梅崎春生 「日の果て」
...草々」それを封筒に入れ「天下の青年永島与八君」と表書きして使に持たして帰した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...草々如斯に御座候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...草々...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...右迄草々...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...草々...
太宰治 「風の便り」
...既に胃弱に悩み居らるる大兄の為にも御便宜(ごべんぎ)かと存候(ぞんじそろ)草々不備」何だとうとう担(かつ)がれたのか...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...大外套足もとの草々は冷たく...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...……足もとの草々には風に切れて...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...川岸の草々の露を吸ひとつてゐた...
牧野信一 「バラルダ物語」
...柔らかい春早い草々の頭にはもはや先の美しい緑がもえていることを知った...
室生犀星 「津の国人」
...そういう夏と秋とに用意された草々には...
室生犀星 「津の国人」
...草々の理由について書きたいと思う...
柳宗悦 「陸中雑記」
...春の草々が芽ぐみ出すと...
吉川英治 「新書太閤記」
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