例文・使い方一覧でみる「茶壺」の意味

...普洱茶は茶葉自体にも味があるが、葉を緊めて成形した「沱茶」と呼ばれるものもあり、茶壺で蒸して飲むのが一般的...

...机の下から小さい鐵葉（ブリキ）の茶壺を取出したが... 机の下から小さい鐵葉の茶壺を取出したがの読み方
石川啄木「札幌」

...机の下から小さい葉鉄（ブリキ）の茶壺を取出したが... 机の下から小さい葉鉄の茶壺を取出したがの読み方
石川啄木「札幌」

...後藤君は既（も）う蓋を取つた茶壺の事は忘れて了つた様であつた... 後藤君は既う蓋を取つた茶壺の事は忘れて了つた様であつたの読み方
石川啄木「札幌」

...店の奥には棚ものといって上等のお茶を入れた茶壺がたくさんならんでいました...
上村松園「あのころ」

...茶壺と茶筅を盗むなんて... 茶壺と茶筅を盗むなんての読み方
薄田泣菫「茶話」

...またもとのように茶壺を埋め... またもとのように茶壺を埋めの読み方
太宰治「新釈諸国噺」

...床下の土を掘っても仏らしいものは見えず「口欠（くちかけ）の茶壺又は消炭螺（けしずみさざえ）からより外は何もなかりき」とある... 床下の土を掘っても仏らしいものは見えず「口欠の茶壺又は消炭螺からより外は何もなかりき」とあるの読み方
寺田寅彦「西鶴と科学」

...「ま、何うして、こんなに、御老中方は、斉彬様に、家督を譲らせようと、致しますのやら――又、舶来舶来と、重豪公の真似をして、折角のお金を無くなすことは、眼に見えておりますもの」「いや、それは、何れは、斉彬の世になるのじゃから、無くなるなら、いつかは無くなるが、西丸留守居の筒井肥前め、早く隠居を致せといわんばかりに、茶壺と、十徳を、二度まで、出しおった... 「ま、何うして、こんなに、御老中方は、斉彬様に、家督を譲らせようと、致しますのやら――又、舶来舶来と、重豪公の真似をして、折角のお金を無くなすことは、眼に見えておりますもの」「いや、それは、何れは、斉彬の世になるのじゃから、無くなるなら、いつかは無くなるが、西丸留守居の筒井肥前め、早く隠居を致せといわんばかりに、茶壺と、十徳を、二度まで、出しおったの読み方
直木三十五「南国太平記」

...「要らんなら、要らんでよい」「父上は、茶壺と、十徳とを、二度拝領なされました」「うむ、隠居せい、との謎じゃ...
直木三十五「南国太平記」

...たまたま葉茶壺やありとも知らで行く嵐　　　　　宗因天も酔りげにや伊丹（いたみ）の大灯籠　　　　　　同白露や無分別なる置き処　　　　　　　　同蛇柳や心のみだれ飛鳥（あすか）風　　　　　　　　露草の如きありといへども... たまたま葉茶壺やありとも知らで行く嵐　　　　　宗因天も酔りげにや伊丹の大灯籠　　　　　　同白露や無分別なる置き処　　　　　　　　同蛇柳や心のみだれ飛鳥風　　　　　　　　露草の如きありといへどもの読み方
正岡子規「古池の句の弁」

...その茶壺をこれへ出してしまえ」馬元義も責め... その茶壺をこれへ出してしまえ」馬元義も責めの読み方
吉川英治「三国志」

...俺になぜ茶壺を渡さないかと責めた... 俺になぜ茶壺を渡さないかと責めたの読み方
吉川英治「三国志」

...賊に奪り上げられたあなたの剣と茶壺です... 賊に奪り上げられたあなたの剣と茶壺ですの読み方
吉川英治「三国志」

...「ああ、お前は！　……なんてやさしい子だろう」母は、茶壺を置いて、わが子の劉備に掌（て）をあわせた...
吉川英治「三国志」

...眼の前にあった錫（すず）の小さい茶壺を取上げ... 眼の前にあった錫の小さい茶壺を取上げの読み方
吉川英治「三国志」

...持っていた錫（すず）の茶壺を... 持っていた錫の茶壺をの読み方
吉川英治「三国志」

...棚には錫の茶壺（ちゃこ）... 棚には錫の茶壺の読み方
吉川英治「私本太平記」

...「じつは」錫の茶壺から... 「じつは」錫の茶壺からの読み方
吉川英治「私本太平記」