例文・使い方一覧でみる「茶壺」の意味

...普洱茶は茶葉自体にも味があるが、葉を緊めて成形した「沱茶」と呼ばれるものもあり、茶壺で蒸して飲むのが一般的...

...後藤君は既う葢を取つた茶壺の事は忘れて了つた樣子であつた... 後藤君は既う葢を取つた茶壺の事は忘れて了つた樣子であつたの読み方
石川啄木「札幌」

...秀れた茶壺の捻り返しを見るような... 秀れた茶壺の捻り返しを見るようなの読み方
薄田泣菫「艸木虫魚」

...お茶壺から上茶を取り出して... お茶壺から上茶を取り出しての読み方
中里介山「大菩薩峠」

...門野は無細工な手をして錫（すず）の茶壺から玉露を撮（つま）み出していた... 門野は無細工な手をして錫の茶壺から玉露を撮み出していたの読み方
夏目漱石「それから」

...火鉢の抽出しも茶壺の中も... 火鉢の抽出しも茶壺の中もの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...茶壺の小判を掘出しに行つたが... 茶壺の小判を掘出しに行つたがの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...たまたま葉茶壺やありとも知らで行く嵐　　　　　宗因天も酔りげにや伊丹（いたみ）の大灯籠　　　　　　同白露や無分別なる置き処　　　　　　　　同蛇柳や心のみだれ飛鳥（あすか）風　　　　　　　　露草の如きありといへども... たまたま葉茶壺やありとも知らで行く嵐　　　　　宗因天も酔りげにや伊丹の大灯籠　　　　　　同白露や無分別なる置き処　　　　　　　　同蛇柳や心のみだれ飛鳥風　　　　　　　　露草の如きありといへどもの読み方
正岡子規「古池の句の弁」

...茶壺（ちゃつぼ）... 茶壺の読み方
柳宗悦「工藝の道」

...ここで出来る品で最も有名なのは茶壺でありました... ここで出来る品で最も有名なのは茶壺でありましたの読み方
柳宗悦「手仕事の日本」

...茶壺の耳についた金の輪に紐でしばりつけ... 茶壺の耳についた金の輪に紐でしばりつけの読み方
柳田国男「故郷七十年」

...また「茶壺（ちゃつぼ）」という能狂言（のうきょうげん）では... また「茶壺」という能狂言ではの読み方
柳田国男「母の手毬歌」

...例の茶壺を献上かたがた良師のご機嫌伺いに出るつもりだが... 例の茶壺を献上かたがた良師のご機嫌伺いに出るつもりだがの読み方
吉川英治「三国志」

...賊に奪り上げられたあなたの剣と茶壺です... 賊に奪り上げられたあなたの剣と茶壺ですの読み方
吉川英治「三国志」

...剣と茶壺の二品を... 剣と茶壺の二品をの読み方
吉川英治「三国志」

...その前にひざまずいて劉備が茶壺を差出すと... その前にひざまずいて劉備が茶壺を差出すとの読み方
吉川英治「三国志」

...剣と茶壺しかなかったので... 剣と茶壺しかなかったのでの読み方
吉川英治「三国志」

...「じつは」錫の茶壺から... 「じつは」錫の茶壺からの読み方
吉川英治「私本太平記」

...封印された十数コの茶壺（ちゃこ）が... 封印された十数コの茶壺がの読み方
吉川英治「私本太平記」

「茶壺」の読みかた