...今晩のサラダに茗荷を入れましょう...
...お寿司に薬味の茗荷を添えてください...
...茗荷は、体内を冷やす効果があると言われています...
...茗荷は、香りが強く爽やかな味わいがある...
...茗荷は、刻んで酢の物やサラダなどに利用されることが多い...
...茗荷屋(めうがや)と云ふのが客でふさがつてたので...
岩野泡鳴 「鹽原日記」
...茗荷谷の奧、小日向臺と相接せむとする處に、深光寺といふ寺あり...
大町桂月 「小石川臺」
...稲田の間にはところどころ茗荷(みょうが)畑があり...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...茗荷の子を食べる...
種田山頭火 「行乞記」
...身辺に酒があると、私はどうも落ちつけない、その癖あまり飲みたくはないのに飲まずにはゐられないのである、旦浦で酒造をしてゐる時、或る酒好老人がいつたことを思ひだした、――ワシは燗徳に(マヽ)酒が残つてをつてさへ、気にかゝつて寝られないのに、何と酒屋は横着な、六尺の酒桶(コガ)を並べといて平気でゐられたもんだ、――酒に『おあづけ』はない!・朝の水で洗ふ・樹影雲影に馬影もいれてこゝでしばらくとゞまるほかない山茶花の実・草を刈り草を刈りうちは夕餉のけむり・夕焼、めをとふたりでどこへゆく・いつさいがつさい芽生えてゐる樹明さんと夕飯をいつしよに食べるつもりで、待つても待つてもやつてきてくれない(草刈にいそがしかつたのだ)、待ちくたびれて一人の箸をとつた、今晩の私の食卓は、――例のかしわ、おろし大根、ひともじと茗荷、福神漬、らつきよう、――なか/\豊富である、書き添へるまでもなく、そこには儼として焼酎一本!食事中にひよつこりと清丸さん来訪、さつそく御飯をあげる(炊いてはおそくなるから母家で借りる)、お行儀のよいのに感心した、さすがに禅寺の坊ちやんである...
種田山頭火 「行乞記」
...萩にかくれて咲き残っている花茗荷をふと見つけた...
種田山頭火 「白い花」
...秋になると、茗荷の芽も出る...
外村繁 「澪標」
...茗荷谷(みょうがだに)という自分の住んでいる町の名と...
永井荷風 「寐顔」
...茗荷に落し玉子の吸物...
永井荷風 「羊羹」
...法然院ひやゝけく庭にもりたる白沙の松の落葉に秋雨ぞ降る竹村は草も茗荷も黄葉してあかるき雨に鵯ぞ鳴くなる白河村女郎花つかねて浸てし白河の水さびしらに降る秋の雨一乘寺村秋雨のしく/\そゝぐ竹垣にほうけて白きたらの木の花詩仙堂落葉せるさくらがもとにい添ひたつ木槿の花の白き秋雨唐鶸(からひは)の雨をさびしみ鳴く庭に十もとに足らぬ黍垂れにけり下鴨に詣づ...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...「その南部樣の家中に抱き茗荷の紋をつける人――二十年前に浪人した者はないか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この時根津(ねづ)に茗荷屋(みょうがや)という旅店(りょてん)があった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...その中に竹とか茗荷とかの...
柳田国男 「故郷七十年」
...なぜか妙に君子には抱茗荷(だきみょうが)の紋と...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...その池の周囲の畑にできる茗荷は二つずつ抱き合った形でできるという古くから伝わっている説を話してくれた...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...君子は倉庫(くら)のなかにしまってあった抱茗荷紋のある琴のゆたんを外し...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...茗荷谷(みょうがだに)の牢獄から山へお迎えいたしたのでございます...
吉川英治 「江戸三国志」
...茗荷(みょうが)畑...
吉川英治 「大岡越前」
便利!手書き漢字入力検索