...今晩のサラダに茗荷を入れましょう...
...お寿司に薬味の茗荷を添えてください...
...茗荷は、体内を冷やす効果があると言われています...
...茗荷は、香りが強く爽やかな味わいがある...
...茗荷は、刻んで酢の物やサラダなどに利用されることが多い...
...長屋近間の茗荷畠(みょうがばたけ)や...
泉鏡花 「遺稿」
...東は茗荷谷を隔てて小石川臺に對し...
大町桂月 「小日向臺」
...あの「茗荷(みょうが)」という草をご存じでしょう...
高神覚昇 「般若心経講義」
...今晩は特別の下好物として鰯と茗荷とを買つた、焼鰯五尾で弐銭、茗荷三つで一銭、そして醤油代が一銭、合計四銭の御馳走也...
種田山頭火 「行乞記」
...身辺に酒があると、私はどうも落ちつけない、その癖あまり飲みたくはないのに飲まずにはゐられないのである、旦浦で酒造をしてゐる時、或る酒好老人がいつたことを思ひだした、――ワシは燗徳に(マヽ)酒が残つてをつてさへ、気にかゝつて寝られないのに、何と酒屋は横着な、六尺の酒桶(コガ)を並べといて平気でゐられたもんだ、――酒に『おあづけ』はない!・朝の水で洗ふ・樹影雲影に馬影もいれてこゝでしばらくとゞまるほかない山茶花の実・草を刈り草を刈りうちは夕餉のけむり・夕焼、めをとふたりでどこへゆく・いつさいがつさい芽生えてゐる樹明さんと夕飯をいつしよに食べるつもりで、待つても待つてもやつてきてくれない(草刈にいそがしかつたのだ)、待ちくたびれて一人の箸をとつた、今晩の私の食卓は、――例のかしわ、おろし大根、ひともじと茗荷、福神漬、らつきよう、――なか/\豊富である、書き添へるまでもなく、そこには儼として焼酎一本!食事中にひよつこりと清丸さん来訪、さつそく御飯をあげる(炊いてはおそくなるから母家で借りる)、お行儀のよいのに感心した、さすがに禅寺の坊ちやんである...
種田山頭火 「行乞記」
...七月三十一日さすがに汽車は早い、有難い、五時にはもう其中庵主として夕食の仕度にいそがしかつた、胡瓜、茗荷、トマト、そしてイリコ、それで一杯ひつかけて寝た、手足をぞんぶんに伸ばして...
種田山頭火 「行乞記」
...秋になると、茗荷の芽も出る...
外村繁 「澪標」
...後ろの提灯(ちょうちん)の紋は抱茗荷(だきみょうが)...
中里介山 「大菩薩峠」
...抱茗荷ならば鍋島様でございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...法然院ひやゝけく庭にもりたる白沙の松の落葉に秋雨ぞ降る竹村は草も茗荷も黄葉してあかるき雨に鵯ぞ鳴くなる白河村女郎花つかねて浸てし白河の水さびしらに降る秋の雨一乘寺村秋雨のしく/\そゝぐ竹垣にほうけて白きたらの木の花詩仙堂落葉せるさくらがもとにい添ひたつ木槿の花の白き秋雨唐鶸(からひは)の雨をさびしみ鳴く庭に十もとに足らぬ黍垂れにけり下鴨に詣づ...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...茗荷谷(みょうがだに)へ抜ける方に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鍵屋金兵衞の紋は抱(だ)き茗荷(めうが)だが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...別に葱の細かく刻んだのや茗荷(みょうが)だの浅草海苔(あさくさのり)を炙(や)いて揉(も)んだのと紅生姜(べにしょうが)の細かいのだの紫蘇(しそ)だのを薬味にして...
村井弦斎 「食道楽」
...その中に竹とか茗荷とかの...
柳田国男 「故郷七十年」
...蕗(ふき)の姑女(しゅうとめ)だの茗荷(みょうが)の子だのという言葉は他にもあるが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...抱茗荷の紋がはっきりと思い出せた...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...目白の台へ急いで鶉(うずら)ヶ岡の二本松――夏ならば茗荷畑(みょうがばたけ)...
吉川英治 「江戸三国志」
...茗荷屋(みょうがや)まで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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