...これは一見きわめて英雄的な態度のように見える...
有島武郎 「想片」
...この英雄的な行為によって...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...多少英雄的な気負いさえ感じていた彼は...
犬田卯 「瘤」
...(彼は彼の道を歩んだ)2.彼は英雄的な死を(おだやかな死を...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...生涯をうちこんだ英雄的な文学的労作とに匹敵しうることは...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そして英雄的なものを要求する傾向――本能の一面があるのではなかろうか...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...これが英雄的なもののように取扱(とりあつかわ)れたばかりでなく...
野村胡堂 「最近の犯罪の傾向に就て」
...それは日本人の歪められた英雄的な考え方である...
野村胡堂 「最近の犯罪の傾向に就て」
...辛かったぜ」宗次は自分の英雄的な姿を誇るように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...英雄的なものへの憧憬(どうけい)から...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...英雄的な民族の息子となって...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「チカモーガ」
...孤立した陣地で英雄的な抵抗をしていた全フランス軍は...
久生十蘭 「だいこん」
...敢然と××(5)政府に戦ひを宣した英雄的な中国のプロレタリアートと貧農の決死隊きみらの隊列の進むところ××××(6)の××(7)は惨敗し土豪・劣紳・買弁が影を潜めたよし!×(8)仏英米の強盗ともが...
槇村浩 「出征」
...おれには英雄的な感銘を与えたものだった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...人の目を惹く英雄的な行爲...
三木清 「歴史哲學」
...それは恐らく大して英雄的なものではなかつたが...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...英雄的な男らしい眼付きだったわ...
夢野久作 「少女地獄」
...自分までがはなはだしく英雄的な精神を昂(たか)められた...
吉川英治 「三国志」
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