...彼女は苦衷を抱えているようだ...
...(「仲宗根の豊見親の苦衷」参照...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...はじめて先生の苦衷(くちゅう)のほどを察した...
太宰治 「不審庵」
...君の苦衷(くちゅう)察するにあまりあり...
田山花袋 「田舎教師」
...九日付の江戸奉行宛の書翰にその苦衷を愬へた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...度し難き不埒(ふらち)も見て見ぬふりをしておらねばならなかった駒井甚三郎の苦衷というものが...
中里介山 「大菩薩峠」
...だましだまし使用する苦衷は...
中里介山 「大菩薩峠」
...家と若君との無事を計る苦衷だったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...というところに御推察でしょうが苦衷があってね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...言葉ではあらわせない甲斐の苦衷を知っているからであった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...何一つ新しい発見もせず明日帰ろうという機械技師の苦衷は...
横光利一 「旅愁」
...その苦衷を長々と述べ終ると...
吉川英治 「上杉謙信」
...なるほどご苦衷(くちゅう)だろう...
吉川英治 「三国志」
...宮方の秘を幕府へ密告した苦衷(くちゅう)の人...
吉川英治 「私本太平記」
...篤(とく)とご苦衷(くちゅう)のところを...
吉川英治 「新書太閤記」
...英雄の苦衷(くちゅう)は実にここにある...
吉川英治 「新書太閤記」
...いかなる苦衷(くちゅう)を歯の根に噛みたもうとも...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...足かけ十年の苦衷(くちゅう)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...義母(はは)や義妹(いもうと)たちに対する父の苦衷(くちゅう)もある...
吉川英治 「源頼朝」
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