...若しもあの野郎どこかでふん捉まりでもしやがつたら……えゝツ何んと云ふ忘恩者だ...
新井紀一 「怒れる高村軍曹」
...若しもそれを最初に見たものなら...
石川欣一 「可愛い山」
...若しも平家に内から亡びるべき原因が無かつたならば...
丘浅次郎 「人類の将来」
...若しも空家と間違えられたら大変だと思って...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...若しも、睨みっこの場合のように、全く別のことをでも考えておればどうだろう、と私は考える...
外村繁 「澪標」
...若しも彼等が互に...
豊島与志雄 「作家的思想」
...其位だから其頃は若しも天象の變化があるとかどうとかいふと喧しい程雉子が鳴いたもので...
長塚節 「菠薐草」
...若樣に若しものことがあつたら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私は無類の酒を飮んでゐる! 一人の少女を飮んでゐる!若しも私があの夜ホテル・エソワイアンの廊下であの bizarre な少女に出會つた時...
堀辰雄 「鳥料理」
...若しもこの家の屋根でも飛ばされてしまつたら……」「おい...
牧野信一 「鬼の門」
...若しも俺を笑顔で迎へてくれる女があつたら...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...若しもこれが別人からの提言であるならば! と私は思はずには居られなかつた...
牧野信一 「バラルダ物語」
...若しも陶然としてさへゐれば...
牧野信一 「半島の果にて」
...あのやうに尤もらしい顔付きをして「若しもタキノが...
牧野信一 「貧しき日録」
...此の話が若しも具体化したならば僕は前進座の為めに全力を傾けて働く積りでいる...
山中貞雄 「雑録」
......
山之口貘 「山之口貘詩集」
...若しもこの男が人々のいう『変り者』ということを聞いていなかったならば...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
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