...愚直な答え方で、本当に正しいのか疑問に思うこともある...
...彼は愚直な性格ゆえ、手順通りに進めるのが得意だ...
...あまりにも愚直すぎて、自分が周りから浮いてしまっている...
...愚直にも、自分でも驚くほどに努力した結果、目標を達成した...
...彼は自分の中にある愚直さを捨てることができず、悩み続けている...
...愚直さやお人好しのどんなに尊く有難いものだといふことが解らう筈はないのだ...
薄田泣菫 「独楽園」
...もう一本造りのような愚直をつづけていられなくなり...
高村光太郎 「本邦肖像彫刻技法の推移」
...そのやうな愚直な話さへ...
太宰治 「列車」
...そして愚直は愚直でも少なくとも...
橘外男 「逗子物語」
...あゝ彼は愚直すぎた!朝酒少々あり...
種田山頭火 「松山日記」
...愚直な蝦蟇(ひきがえる)は触れられるたびにしゃちこ張ってふくれていた...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...前後外務大臣候補者として失敗したるを遺憾とし愚直なる板垣伯を煽動して權力均衡の提議を爲さしめたるを認めて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...愚直な人間はけっして氣違いになりっこはないよ...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...それは果たして単純な、愚直な、願いだけだろうか...
中井正一 「国会図書館のこのごろ」
...愚直らしい夜番の男が口を出して...
中里介山 「大菩薩峠」
...愚直な私など相手にして呉れるべくもなかつた...
中原中也 「我が生活」
...子規の畫は正に働きのない愚直ものゝ旨さである...
夏目漱石 「子規の畫」
...益々疑ひを重ねたわけで」久六は愚直らしく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いかにも愚直らしいが...
久生十蘭 「金狼」
...さいわい自分の放心ぶりは彼等に愚直凡庸な人物であるかのような印象を与えているから...
久生十蘭 「黒い手帳」
...根が愚直な田舎者のことだから...
久生十蘭 「魔都」
...いわんや愚直な加十のことだから...
久生十蘭 「魔都」
...愚直なる者だと述べている...
柳田国男 「山の人生」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??