...愚直な答え方で、本当に正しいのか疑問に思うこともある...
...彼は愚直な性格ゆえ、手順通りに進めるのが得意だ...
...あまりにも愚直すぎて、自分が周りから浮いてしまっている...
...愚直にも、自分でも驚くほどに努力した結果、目標を達成した...
...彼は自分の中にある愚直さを捨てることができず、悩み続けている...
...むしろ愚直の感あるは徳川三百年太平の結果である...
石原莞爾 「戦争史大観」
...(その時この俺はどういうことになるのだ)勲章を部屋にかざった愚直な隊長や...
梅崎春生 「日の果て」
...愚直に信じていた...
太宰治 「誰」
...そのやうな愚直な話さへ...
太宰治 「列車」
...愚直でやり通せよ...
種田山頭火 「其中日記」
...愚直な私など相手にして呉れるべくもなかつた...
中原中也 「我が生活」
...何もぜいたくを言うのではないが、性(しょう)に合わないところではまったく駄目な、いたって融通のきかない、愚直と言おうか、よくよく世渡り下手(べた)に生れついた俺たちなのだろう...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...愚直な勇吉を信じ切ってはいますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...愚直(ぐちよく)な中年女の...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...益々疑ひを重ねたわけで」久六は愚直らしく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いかにも愚直そうで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さいわい自分の放心ぶりは彼等に愚直凡庸な人物であるかのような印象を与えているから...
久生十蘭 「黒い手帳」
...僕のような愚直なものにはとてもアノ真似は出来ない」「誰にも出来ない」「奴の事だからさぞ得意でいるだろうネ」「得意も宜いけれども...
二葉亭四迷 「浮雲」
...駒では売主が愚直の農民で...
柳田国男 「雪国の春」
...その執拗い事というものは……呆れた……」愚直な林氏は茲(ここ)に於て怫然(ふつぜん)色を作(な)した...
夢野久作 「近世快人伝」
...彼には愚直な一面もある...
吉川英治 「私本太平記」
...いったい物事を秘(かく)すということを知らない愚直者かしらと...
吉川英治 「新書太閤記」
...愚直ともいえるほどな...
吉川英治 「平の将門」
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