...若い燕尾服の日本人も...
芥川龍之介 「舞踏会」
...シカモ女に縁のなさそうな薄汚(うすぎた)ない面(つら)をした男が沼南夫人の若い燕(つばめ)になろうとは夢にも思わなかったから...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...彼女は若い燕(つばめ)の「23」に倣って...
谷譲次 「踊る地平線」
...彼は彼女の若い燕...
種田山頭火 「行乞記」
...あんなお婆(ばあ)さんが若い燕なんかもってるのは...
徳田秋声 「仮装人物」
...四十になると若い燕(つばめ)か何かでなくちゃ...
徳田秋声 「縮図」
...所謂若い燕に当るが...
直木三十五 「死までを語る」
...私も若い燕であるし...
直木三十五 「死までを語る」
...二十七八の若い燕型(つばめがた)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「若い燕」といふつまらない音楽喜劇が終って...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...まだ若い燕路(柳亭・四代目)は器用にやった...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...若い燕と相携えて...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...若い燕を求むる心話がすこし固くなるが...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...又は空想上の「若い燕」たるべき相手を求めていた...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...夥しい「若い燕」が東京市中に孵化して飛びまわる事になった...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...若い燕(つばめ)だのがワンサ取り巻いているんですもの……」「呆(あき)れたもんだナ...
夢野久作 「一足お先に」
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