...まだ若々しさの失せないトルストイ夫人や...
芥川龍之介 「山鴫」
...「精神の若々しさが現はれてゐりやアいいのだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...加之(しかのみ)ならず『浮雲』の若々しさに引換えて極めて老熟して来ただけそれだけ或る一種の臭みを帯びていた...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...矢張いくらかは新郎らしい若々しさ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...続いてその身が東京に修業に行ったおりの若々しさが憶(おも)い出される...
田山花袋 「一兵卒」
...若々しさのうちに何処か緊りのない爛熟した肉付で...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...好みの若々しさが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...せいぜい十八九にしか見えない若々しさも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...年頃で若々しさは匂ひますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...姥櫻(うばざくら)などと言ふ形容詞が氣の毒なほどの若々しさと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ダラットで見た頃の若々しさが失はれて...
林芙美子 「浮雲」
...知らない人の目には三十七八位にしか見えない若々しさで...
林芙美子 「晩菊」
...若々しさもなくなってグラウンドのトラックを疾走しながら世界記録を破るなんてことの出来ない人間になるのみではなかろうか...
人見絹枝 「世界記録と私」
...けれど頬が青年らしい若々しさで紅らんでをり...
北條民雄 「青年」
...若々しさあでやかさ――まるでほんものの呉羽之介どのそっくりじゃ」「わしには一生に又と...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...かなり完全な若々しさを回復する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あとからあとから日月を蔽(おお)いながら渦巻きのぼっているこの世界の若々しさはドウダ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...自分などよりもよほど若々しさがあると思った...
和辻哲郎 「寺田さんに最後に逢った時」
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