...その折には苞苴(みやげ)もてゆくことなるが...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...苞に入つた入金の業平蜆はとうになくなつたが...
心猿 「桜もち」
...又(また)昨日(きのふ)今日(けふ)の新墓(しんばか)で死人(しびと)の墓衣(はかぎ)に苞(くる)まって隱(かく)れてゐよとも言(い)はッしゃれ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...ハチクの花状はマダケとは大いに趣を異にしその円錐花叢は短くして小箒状に簇集し苞ありと雖ども小形にしてその苞頭の小葉また甚だ細小なり...
牧野富太郎 「植物記」
...その苞に有する小葉は小形狭長にしてマダケの如く大形ならず...
牧野富太郎 「植物記」
...米の二強国も加はり華麗なる都は炎の苞にかはり修羅の大激戦は世界の天地を震駭して...
槇村浩 「世界大戦の後」
...藁を引結んだものを其苞の中に入れ...
柳田國男 「食料名彙」
...藁の人馬の腹のところを苞形(つとがた)にこしらえ...
柳田国男 「年中行事覚書」
...張飛の子張苞(ちょうほう)が...
吉川英治 「三国志」
...見給え」と張苞は気負って...
吉川英治 「三国志」
...張苞に完膚(かんぷ)なきまで全陣地を蹂躙(じゅうりん)された...
吉川英治 「三国志」
...張苞はあまり深入りしたので...
吉川英治 「三国志」
...張苞は谷の底へころげ落ちてしまった...
吉川英治 「三国志」
...革の苞(つと)につつまれた一封の書状を出して示しながら...
吉川英治 「私本太平記」
...やおら革苞(かわづと)を解いて...
吉川英治 「私本太平記」
...苞からむきだされたのは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...苞入(つとい)りの刀を彼の手へもどすと...
吉川英治 「源頼朝」
...苞(つと)に入れたり...
吉川英治 「宮本武蔵」
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