...苞に入つた入金の業平蜆はとうになくなつたが...
心猿 「桜もち」
...其大きな荷物の中から屹度女房への苞が出された...
長塚節 「太十と其犬」
...女の子は小麥藁の苞を荒繩で背負つて居る...
長塚節 「旅の日記」
...藁苞十ばかりを作つてスミツカリを入れてうらの稻荷や氏神へ供へる...
長塚節 「十日間」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
...八月の候茎梢分枝し枝上の苞葉腋毎に五裂花冠の小白花を下から順次に開き開謝相次ぎ久しきに亙(わた)って終る...
牧野富太郎 「植物記」
...カキツバタの花は仮令(たとい)その茎頂に在る鞘苞中に二花ないし三花が含まれてはいるとしても...
牧野富太郎 「植物記」
...漢人は「似レ木非レ木似レ草非レ草」と言いまた苞木と称す...
牧野富太郎 「植物記」
...花茎(かけい)にはかならずその途中に狭長(きょうちょう)な苞(ほう)がほとんど対生(たいせい)して着(つ)いており...
牧野富太郎 「植物知識」
...その葉(は)はぐるぐるに縮(ちぢ)れ葉(は)の下にはもう美しい緑(みどり)いろの大きな苞(ほう)が赤い毛を吐(は)いて真珠(しんじゅ)のような実(み)もちらっと見えたのでした...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...別賜二百苞...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...(黄忠は敵の冷苞(れいほう)に当り...
吉川英治 「三国志」
...帰りましょう」張苞...
吉川英治 「三国志」
...張苞よ、悲しむなかれ」と、いたわった...
吉川英治 「三国志」
...張苞(ちょうほう)ふたりを先にご辺の隊へ加えてやろう...
吉川英治 「三国志」
...張苞(ちょうほう)などもことごとく兵をひきいて出払い...
吉川英治 「三国志」
...わら苞(づと)に巻いてある鉢だの皿だのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...苞(つと)の鶯のように...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??