...苞(つと)に松茸(まつたけ)の初物(はつもの)などは持(も)たで...
一葉女史 「大つごもり」
...苞中ノ細子ハ列ヲ成ス...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...号竹苞楼(ちくはうろうとがうす)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...寛政二年京師書肆竹苞楼(ちくはうろう)にて観(みる)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...藁(わら)で作った馬に餅団子(もちだんご)の苞(つと)を背負わせて...
柳田国男 「年中行事覚書」
...餅を包んだ藁苞を蔵(しま)って置いて...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...木の実を煮て苞(つと)に入れたりして...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...冷苞(れいほう)などこもごもに出てはそれとなく...
吉川英治 「三国志」
...冷苞はその中から馬をすすめて魏延に決戦を挑む...
吉川英治 「三国志」
...張苞などが側にある...
吉川英治 「三国志」
...張苞を連れてゆくのは少し工合が悪いがと...
吉川英治 「三国志」
...張苞の二将を目付として...
吉川英治 「三国志」
...孔明自身の四輪車すら、煙に巻かれ、炎に迷い、あやうく敵中につつまれ絡(からま)るところを、関興、張苞に救われて、ようやく死中に一路を得たほどであった...
吉川英治 「三国志」
...張苞(ちょうほう)などに守られて...
吉川英治 「三国志」
...張苞も率(ひ)き具して...
吉川英治 「三国志」
...中には都で求めた香苞(こうづと)だの琵琶の切れ糸なども入っておりまする」「琵琶の切れ糸」「ええ...
吉川英治 「私本太平記」
...……?」「御意(ぎょい)にござりまする」一人が頸にかけていた革苞(かわづと)から一書を取出して...
吉川英治 「私本太平記」
...自分の携えている山芋(やまいも)の苞(つと)へ入れ代えてくれた...
吉川英治 「源頼朝」
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