...Pokeweed の芽生えはアスパラガスの代わりに食べられるけれども根は毒だから食べてはいけない...
有島武郎 「フランセスの顔」
...郷土芸術――新しい土に芽生えつつある新らしい草の匂いが...
種田山頭火 「鎖ペンを握って」
...それがもう芽生えて...
種田山頭火 「其中日記」
...人生行路に横たわる幾多の陥穽に対する警戒の芽生えを植付けてくれたような気がする...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...唐の時にはその芽生えが出來た丈けでありまして...
内藤湖南 「近代支那の文化生活」
...われわれのような孤立した島国に居住してる者には想像もつかないほどの微妙な国際感情が早くから芽生えて発達して来たものらしい...
野上豊一郎 「ヴェルダン」
...その驚くべき天才の芽生えを少しも傷つけることなく...
野村胡堂 「楽聖物語」
...曾て小杉卓二の胸に芽生えた疑問が...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...絶えて芽生えることもなく――打ち棄てられしその種子に...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...追いかけてきて恋心が芽生えたのか...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...私の務(つと)めは是等の芽生えを伸ばすことだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...おそらく女の自覚が芽生え...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...日本にも民主的社会への自覚が芽生え...
宮本百合子 「あとがき(『伸子』第一部)」
...益々豊富に大衆の中に芽生えて来る文学的萌芽の肥料として...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...芽生えのなかで茜色をしたのや紫ぐんだのや...
室生犀星 「不思議な国の話」
...借馬屋直伝の馬術自慢の馬は揃っていわく付き野球もテニスもまだ芽生えなかった我々の青年時代は...
山本笑月 「明治世相百話」
...スバラシク大きな犯罪心理の最初の芽生えである事は云う迄もない...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...恋が芽生えていたのである...
吉川英治 「私本太平記」
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