...牛が草を味ふが如くこれ等の賞讚を反芻して...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...先刻の気持を反芻(はんすう)するように思い出していた...
梅崎春生 「蜆」
......
谷譲次 「踊る地平線」
...私もどうやら思い出を反芻する老いぼれになったらしい...
種田山頭火 「遍路の正月」
...何度も反芻すればこそだ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...ただ横にころがって自分の秣草(まぐさ)と夢とを平和に反芻(はんすう)することばかり求めてる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...組織の弛緩……そんなことを彼はまた反芻してみ...
豊島与志雄 「立枯れ」
...パリーはその汚泥(おでい)を反芻(はんすう)して味わった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今の歌もまさしくその反芻(はんすう)に相違ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...六郷左京の頭の中は水のように澄み切って、自分のこの端(はし)た無い行為に対して、一挙手一投足、小さい言葉の末々までも、反芻し批判して、舞台の役者の演技のように、その反応と効果ばかりを狙っているのはなんとしたことでしょう...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...反芻(はんすう)しながら考へて居るのでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...細々と反芻(はんすう)するのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...永左衛門は運座で三才に抜けた自分の句を反芻しながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...孝次郎は自分が何時の間にか二十九歳になつた事を何度も心に反芻してゐた...
林芙美子 「雨」
...十九世紀が生んだ不肖の長子はレアリスムと称する得体の知れぬ反芻(はんすう)動物であり...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...かゝる比量家をしてその言の芻狗に屬するを知らしめ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...記憶の反芻とすれば...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...そうやって反芻しているうちに二つのことに気づいた...
和辻哲郎 「夢」
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