...側なる一團の芻秣(まぐさ)を噛めるあり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...□感傷は反芻する...
種田山頭火 「其中日記」
...感傷は反芻する――と...
種田山頭火 「其中日記」
...私もどうやら思い出を反芻する老いぼれになったらしい...
種田山頭火 「遍路の正月」
...それから丁度翻芻族(はんすうぞく)の獣のやうに...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...夢のように反芻してみましたが……然し...
豊島与志雄 「肉体」
...パリーはその汚泥(おでい)を反芻(はんすう)して味わった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それで芻といふのが正しくて...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...反芻(はんすう)の出鱈目(でたらめ)に過ぎません...
中里介山 「大菩薩峠」
...あれが反芻(はんすう)の反芻たる所以(ゆえん)なんです...
中里介山 「大菩薩峠」
...反芻(はんすう)もローマンもあったものではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...永左衞門は運座で三才に拔けた自分の句を反芻(はんすう)しながら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...孝次郎は自分が何時の間にか二十九歳になつた事を何度も心に反芻してゐた...
林芙美子 「雨」
...過去を反芻(はんすう)して...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...記憶の反芻とすれば...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...つまり反芻(はんすう)するのである...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...ここに我々はヘンリ王子の精神がいかに発見にとって重要であったかを反芻して見なくてはならない...
和辻哲郎 「鎖国」
...そうやって反芻しているうちに二つのことに気づいた...
和辻哲郎 「夢」
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