...それとも従五位(じゅごい)の槍が怖(こわ)いかな」芹沢はこういって近藤...
中里介山 「大菩薩峠」
...隊長の芹沢は性質がことに僻(ねじ)けていた...
中里介山 「大菩薩峠」
...「その宇津木兵馬とやらはどこにいる」立つ芹沢に問いかけたのは竜之助です...
中里介山 「大菩薩峠」
...芹沢には義理がある」竜之助は思案の体(てい)です...
中里介山 「大菩薩峠」
...たしかに芹沢配下の井村に違いないと思われるから...
中里介山 「大菩薩峠」
...その芹沢様と近藤様と...
中里介山 「大菩薩峠」
...芹沢鴨は、それには眼もくれず、「お前は美(よ)い女(こ)じゃ、ここへ坐れ」目を細くして、前へ来たお松の面を見る...
中里介山 「大菩薩峠」
...さいぜん自分を呼びつけた芹沢鴨のようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...やっぱり芹沢鴨に相違ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...芹沢はお梅を抱いて快く眠った...
中里介山 「大菩薩峠」
...芹沢は鼾(いびき)が高い...
中里介山 「大菩薩峠」
...続けざまに下なる芹沢めがけて柄(つか)も拳(こぶし)も通れ通れと突き立てる...
中里介山 「大菩薩峠」
...芹沢といえども剽悍無比(ひょうかんむひ)なる新撰組の頭(かしら)とまで立てられた男である...
中里介山 「大菩薩峠」
...芹沢はついに刀を持つに堪えなくなった...
中里介山 「大菩薩峠」
...芹沢の屍骸(しがい)の上には...
中里介山 「大菩薩峠」
...お前は知っているか」「芹沢が……誰に」「仲間に殺された」「仲間の誰に」「仲間といえばたいてい見当がつくだろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを、相手方はむしろ気の毒とでも思ったか、素直に受入れて、「では、芹沢(せりざわ)がところまで送ってもらおうか」「芹沢様とおっしゃいますのは」「芹沢鴨、いま名うての新撰組では隊長だ」「ああ、その芹沢先生ならば……」轟の源松は、仰山らしく声を上げて、「芹沢先生は、お気の毒なことに殺されました」「殺(や)られたか」「ええ、まことにお気の毒なことで、あの剛勇無双な先生でも、災難というものは致し方がございません」「いったい、芹沢は誰に殺(や)られたのだ」「それがその――隊の方の評判によりますると、長州の者だろうとのことでございますが、なあに、そうではございません...
中里介山 「大菩薩峠」
...これにも一同が同意したので、籤を引いて二番菊地弥六、三番松高、四番菊地鉄平、五番遠山、六番安立、七番芹沢、八番斎藤と極めた...
森鴎外 「大塩平八郎」
便利!手書き漢字入力検索