...花々しき牡丹の花衣(はなぎぬ)着けながら躍(おど)り狂ふにことならず...
泉鏡花 「凱旋祭」
...花衣(はなごろも)脱ぎもかへずに芝居かな明治三十六年老(おい)ぼれて人の後(しり)へに施米(せまい)かな明治三十六年五月二十五日 虚子庵例会...
高浜虚子 「五百句」
...ちょうど机の上に昨夕買って来た『新声(しんせい)』の卯花衣(うのはなごろも)があったから...
寺田寅彦 「雪ちゃん」
...老若男女貴賎都鄙色めく花衣...
野口米次郎 「能楽論」
...元禄袖の花衣裳をつけて...
牧野信一 「夜の奇蹟」
...菫、五形の花衣、藤、山吹の花かつら...
正岡子規 「花枕」
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山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
...雨の樹の下には紅の花衣あの紅の花はと訊ねると...
横光利一 「欧洲紀行」
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