...如何にも青い艸(くさ)を得た驢馬(ろば)のやうに...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...色目の辯を艸(さう)することとした...
芥川龍之介 「解嘲」
...さうして又北側の壁には明月禅師(めいげつぜんじ)の無絃琴(むげんきん)と云ふ艸書(さうしよ)の横物(よこもの)が...
芥川龍之介 「東京小品」
...我住(わがすむ)魚沼郡(うをぬまこほり)は東南の(いん)地にして○巻機山(まきはたやま)○苗場山(なへばやま)○八海山(はつかいさん)○牛(うし)が嶽(たけ)○金城山(きんじやうさん)○駒(こま)が嶽(たけ)○兎(うさぎ)が嶽(たけ)○浅艸山(あさくさやま)等(とう)の高山(かうざん)其余(そのよ)他国(たこく)に聞(きこ)えざる山々波濤(はたう)のごとく東南に連(つらな)り...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...穴にのぞんで玉蜀烟艸(たうがらしたばこ)の茎(くき)のるゐ熊(くま)の悪(にく)む物を焚(たき)...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...自然の観察――とりわけ艸木の...
薄田泣菫 「独楽園」
...艸木は種子をばら撒いただけでは...
薄田泣菫 「独楽園」
...艸々金虚子先生○明治三十九年四月一日(封書)拝啓 雑誌五十二銭とは驚いた...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...歌人松(まつ)の門(と)三艸子(みさこ)も数奇な運命をもっていた...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...浪(なみ)に漂う浮艸(うきぐさ)の...
二葉亭四迷 「浮雲」
...軒の下艸(したぐさ)に集(すだ)く虫の音(ね)のみ独り高く聞える...
二葉亭四迷 「浮雲」
...「叔母の言艸(いいぐさ)を愛想尽(あいそづ)かしと聞取ッたのは全く此方(こちら)の僻耳(ひがみみ)で...
二葉亭四迷 「浮雲」
...「徐青藤の藝術」といふ一文を艸せられてゐる...
堀辰雄 「我思古人」
...ついに艸をその字上に加えてこれを別つようにしたとのことであると見えている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...日々艸なぞを大層崇め奉って...
松永延造 「職工と微笑」
...薬艸如春花幾種...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」詠艸は良子刀自の蔵する所である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ソプラノ、明治音楽学園講師、昭英音楽学校講師、若艸会主宰...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
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