...色目の辯を艸(さう)することとした...
芥川龍之介 「解嘲」
...法師じみた丈艸(ぢやうさう)が...
芥川龍之介 「枯野抄」
...丈艸でかされたり...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...僕の批評に序文をつける為にとりあへずこの文章を艸(さう)することにした...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...鴎外漁史は曾つてS・S・S・社を代表して「しがらみ艸紙(さうし)」の本領を論ぜしことあり...
石橋忍月 「罪過論」
...老人が稿本(かうほん)の艸画(さうぐわ)を真(しん)にし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...あれは艸冠(くさかむり)の下の魚(うを)と禾(のぎ)とは何方(どつち)に書いた方がほんとうだつたかな...
薄田泣菫 「茶話」
...または宇宙の霊や艸木の精と黙語点頭するとかいつたやうな...
薄田泣菫 「独楽園」
...艸木は急に昨日の睡眠より覚(めざ)め...
薄田泣菫 「独楽園」
...小人之徳艸也...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...「徐青藤の藝術」といふ一文を艸せられてゐる...
堀辰雄 「我思古人」
...また「藤ハ艸木ニ蔓生スル者ノ惣名ナリ」ともある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...しかるに艸冠(くさかんむり)をつけての字を書く人あり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...艸玄亭上酔忘帰...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」薬艸を栽培することは蘭軒が為さなかつたのに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...また古器物(こきぶつ)や本艸(ほんぞう)の参考に供すべき動植物を図(ず)するために...
森鴎外 「渋江抽斎」
...衰弱を押しても敢(あえ)て「日本の眼」と題する一文を艸(そう)して世に訴えたい志を起すに至った...
柳宗悦 「民藝四十年」
...秋艸道人会津八一博士の処女歌集『南京新唱(なんきやうしんしやう)』をはじめてわたしの読んだのは...
吉野秀雄 「秋艸道人の書について」
便利!手書き漢字入力検索