...法師じみた丈艸(ぢやうさう)が...
芥川龍之介 「枯野抄」
...太平の艸木(さうもく)となることを願つた「東方の人」たちもこの例に洩れない...
芥川龍之介 「西方の人」
...いつぞや丈艸の物語に杜子美(としび)に専ら其事あり...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...穴にのぞんで玉蜀烟艸(たうがらしたばこ)の茎(くき)のるゐ熊(くま)の悪(にく)む物を焚(たき)...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...小人之徳艸也...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...其の側女日ごろ野辺の若艸つのぐむことをのみ明暮の楽みとなせし女子なりければ...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「土用干ノ記」
...草艸紙(くさざうし)を持つて來て貸してくれたり」七平はツイ眼をしばたゝきます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...帶幅ほどの彫物(ほりもの)があつたやうでございます」「彫物?」「唐艸(からくさ)模樣のやうな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...菜の花は平和を好む蒼人艸に似て...
長谷川時雨 「菜の花」
...他は一面の雑艸の原...
正岡容 「巣鴨菊」
...しかるに艸冠(くさかんむり)をつけての字を書く人あり...
正岡子規 「墨汁一滴」
......
三好達治 「艸千里」
...街燈の下の艸の葉一つ動かない不思議に靜かな夜である...
三好達治 「霾」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...」薬艸を栽培することは蘭軒が為さなかつたのに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...艸木(さうもく)と同じく朽(く)ちたと云はれても...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...衰弱を押しても敢(あえ)て「日本の眼」と題する一文を艸(そう)して世に訴えたい志を起すに至った...
柳宗悦 「民藝四十年」
...艸緑色(フーガスグリーン)に塗って...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??