...どこの馬の骨か分りもしない奴の毒を受けた結果だぞ」言っておかなかったが...
岩野泡鳴 「耽溺」
...出会(でくわ)した奴ならどこの馬の骨でも一切合財隣人と看做(みな)すにいたっては...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...どこの馬の骨と話しをしているのやらわからん...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...得体の知れねえ馬の骨のくせに...
直木三十五 「南国太平記」
...どこの馬の骨だかわからねえ安直野郎が日本総本家たあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...どこの馬の骨だかわからない者に...
夏目漱石 「三四郎」
...何処(どこ)の馬の骨ともわからぬ女の子などの知った事ではない」「そんな事は私にはわかりません...
野村胡堂 「古城の真昼」
...これ程にたくらんだからくりを見破るのはどこの馬の骨かわからぬ古銭家の南老人ではあるまい」「その通り」「誰だお前は」「花房(はなぶさ)一郎」「アッ」驚いたのは...
野村胡堂 「古銭の謎」
...「どうせ馬の骨か牛の骨に細工をしたものですよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...妾のお常なんかどこの馬の骨ともわかりゃしませんよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...馬の骨だの牛の骨だのなんかと言うのだろうか...
林芙美子 「新版 放浪記」
...どこの馬の骨とも分らず...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...てめえちみてえなどこの馬の骨とも知れねえ旅烏の冷飯食いの口上を受ける義理はねえ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...会って話されば相成らぬ」「どこの馬の骨か素性の知れぬものをウカウカ連れて行って...
吉川英治 「江戸三国志」
...死馬の骨が山とつんであったのでも分った...
吉川英治 「私本太平記」
...どこの馬の骨だ、てめえ」「銅鑼(どら)屋の亀さんの家におります」「銅鑼屋の部屋にも、てめえのような意気地なしがいるのか...
吉川英治 「醤油仏」
...人中で大恥をかいたとは」「どこの馬の骨かしれねえ膏薬(こうやく)売りの素浪人(すろうにん)が...
吉川英治 「新・水滸伝」
...どこの馬の骨なのさ」「わが身はこの雷横の母じゃ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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