...それを色づけることだ...
高田保 「貸家を探す話」
...これも畢竟(ひっきょう)楽器を通して演奏を色づける演奏者の「音色」の不調和によるとも見られないことはない...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...その認識の方法如何によって特色づけられねばならないと仮定されているのである...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...社会物理学として特色づけられた...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...批評的作品の隅々までも色づける...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ファシズムが何よりも先に一つの政治形態として第一義的に特色づけられるのを常とするという一つの事実を説明する...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...いくつかの過程によって特色づける...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...批評の対象から必要な或る一定の性質を取り出し、之を特色づけ、この特徴の積極的意義と消極的な制限とを露出させることが、評論の役目でなければならない筈である...
戸坂潤 「思想としての文学」
...谷川は一種の享受者として特色づけられるべきである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...単に自然を受容する能力たる感性によって特色づける...
戸坂潤 「辞典」
...事実実在論という名称は普通過ぎるので一定の哲学体系を特色づけるのに有効ではない...
戸坂潤 「辞典」
...ルカーチの特色づけは美学的に且つ文芸史的に...
戸坂潤 「読書法」
...西田哲学の特色づけを行った...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...そんな感じが胎児という考えを色づけていた...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...彼等自身何等かの色づけをされざるを得ないのではないだろうか...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...チャイコフスキーの音楽を特色づける...
野村胡堂 「楽聖物語」
...音楽結婚を特色づける数々の余興が始まったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...その當時支配的な學問的意識であつた自然科學によつて特に著しく色づけられてゐることを怪しむべきではないのである...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
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