...その省察の持ち来たす概念がどうして宿命的な色彩を以(もっ)て色づけられないでいよう...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...ドモ又が死んで色づけのベトーヴェンになる結果に陥ったんだ...
有島武郎 「ドモ又の死」
...それを色づけることだ...
高田保 「貸家を探す話」
...これも畢竟(ひっきょう)楽器を通して演奏を色づける演奏者の「音色」の不調和によるとも見られないことはない...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...ブロンズに色づけられた荒地(こうち)がゆるやかな起伏をなして地平線の果てまでつづき...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...観念の哲学としてみずからを特色づけることによって...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...――ヘーゲルの夫を特色づける線は何よりも顕著な弁証法的方法の内を貫いている...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...特色づけられるわけである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...生命現象を特色づける過程であると考えられている...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...アイロニーやパラドックスや警抜な特色づけが可能となり...
戸坂潤 「思想としての文学」
...単に自然を受容する能力たる感性によって特色づける...
戸坂潤 「辞典」
...空間を特色づけるのに自然の本質という言葉を最も優れた或いは充分な述語として択ぶということは...
戸坂潤 「性格としての空間」
...西田哲学の特色づけを行った...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...音楽結婚を特色づける数々の余興が始まったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...ここでは、最初の五百年は解脱堅固、次の五百年は禅定堅固、次の五百年は多聞堅固、次の五百年は造寺堅固、後の五百年は闘諍堅固にして白法隠没するの時として、特色づけられる...
三木清 「親鸞」
...その當時支配的な學問的意識であつた自然科學によつて特に著しく色づけられてゐることを怪しむべきではないのである...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...のみならずその神託的な啓示に對する特殊に色づけられた信仰をもつてゐる如く...
三木清 「歴史哲學」
...義仲の放縦な一面を特色づけているようだが...
吉川英治 「随筆 新平家」
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