...完全包囲をやらんことには、良かれ悪しかれ、どっちゃにしても寝覚(ねざめ)がわるおます」この巨大な体躯の持ち主は、頤紐(あごひも)をかけた面にマスクもつけず、彼の大きな団子鼻は寒気のために苺(いちご)のように赤かった...
海野十三 「蠅男」
...良かれ悪しかれその力を増大しつつある...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...心の狭い人は、良かれ悪しかれ、絶え間なく起こる些事によって、どうやら満足を得ているものだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...いずれにしろ、良かれ悪しかれ、この人たちにとっては、必然の手法である...
三好十郎 「恐怖の季節」
...その頃から国民が命ずるままに自分一身を良かれ悪しかれ日本の運命の最前線に投じたいと思っていたようです...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...良かれ悪しかれ自身のホントの姿が出るし...
三好十郎 「俳優への手紙」
...良かれ悪しかれだんだん栄えて行く所でも...
柳田国男 「故郷七十年」
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