...お正月近くの直(ね)の良い時に...
石井研堂 「元日の釣」
...あるいは物判りの良い東亜諸民族が...
石原莞爾 「戦争史大観」
...一番良いのは恋人に棄てて貰ふ事だ...
薄田泣菫 「茶話」
...下町切つての良い顏になつて居りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...木口の良いのが自慢――といつた家です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「こいつはまた良い売物になりますぜ親分...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「この匂いは何だと思う――」「?」「良い薫(かお)りだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...誰が一番お夢と仲が良いんだ」「お鈴さんでしょうか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「人数は?」「たった一人でしたよ、盲目地(めくらぢ)の袷(あわせ)に、豆絞(まめしぼ)りの頬冠りで、懐中に呑んで居た匕首(あいくち)を抜いて脅しながら――俺は黒雲五人男の一人だ、岡っ引の家を承知で入ったが、ジタバタすると命が危ない、良い子だ、静かにしろ――とお比奈さんと私を縛り上げ、猿轡まで噛ませて家中を捜し廻り――どうせ金のある筈はねえが、こいつはサバした貧乏だ、せめて、十手位は持って居そうだと思ったのが此方の間違えだ、せめてこれでも――と御用の提灯とお奉行所の手形を持って行ってしまいましたよ」「それっ切りか」「それっ切りならいいが、私の頬っぺたを匕首で叩いて、口惜しいじゃありませんか――良い婆さん振りだが、少しヒネ過ぎたなんて、つまらない事を言いながら、お比奈さんを引寄せて、その頬っぺたへ、自分の頬っぺたを持って行くんですもの...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...少し多血質らしくはあるが、人品の良い、身のこなしの上品な、粗末な木綿物の袷に同じ木綿の紋附を羽織つて、脊の高さも尋常、何んとなく好ましい感じのする男でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの樣子の良い内儀が顏を出して愛嬌(あいけう)を振り撒(ま)くから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その花は自然に良い香りで満たしてくれるんです...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...哲学断想』を読むと良い...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...良い結末が待っているかもしれないんだ...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...でもあなたなら良い友人になれそうです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...お柳さんみたいな度胸の良い人が...
三好十郎 「冒した者」
...しかし彼自身が賢明でなければ決して良い忠言は得られぬ...
矢部貞治 「政治学入門」
...住宅地帶のかなり良い家庭らしかつた...
吉川英治 「折々の記」
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