...艙(そう)の外は見渡す限り...
芥川龍之介 「奇遇」
...はるか離れた船艙(せんそう)の出口に田川夫妻と鼎(かなえ)になって...
有島武郎 「或る女」
...船艙の板囲いにずらっと列んで...
有島武郎 「かんかん虫」
...広い船艙の一隅に...
石川欣一 「比島投降記」
...バリンバリンと船艙の空気を慄わせた...
梅崎春生 「狂い凧」
...第六船艙(せんそう)から...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...幸いなことに、三番船艙は、まだ浸水をまぬかれていた...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...そのとき下の船艙(せんそう)から...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...中部船艙の後の部分であったところに...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...他の三七人の罪人とともに小型帆船グローリア・スコット号の中艙に押し込まれ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...船艙(せんそう)の中の根本から雲間の梢(こずえ)までそれを測ってみると...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ハッチカバー(船艙(せんそう)のおおい)や...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...赤道特有の絡みつくようなひどい暑気で船艙はさながらの蒸風呂になり...
久生十蘭 「ノア」
...牧田がブラリと船艙へ降りてきた...
久生十蘭 「ノア」
...後部の艙口のそばへ酒樽を持ちだし...
久生十蘭 「ノア」
...」中佐の後から後甲板の艙口(ハッチ)をくぐってうす暗い艦内へ降りて行くと...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...船艙(せんそう)の覆(おお)いにまで黒人植民兵を満載して仏領アフリカから急航しつつあった運送船が...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...ボートの連中を艙口(ハッチ)から収容すると...
夢野久作 「爆弾太平記」
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