...箱船を建造するためには、熟練の船大工が必要とされる...
...こうしちゃいられません」「そうだなあ」十二船大工(ふなだいく)の与兵衛は仕事場の中で煙草を喫(の)んでいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...それ梯子(はしご)を下ろしてあげろ」船大工の与兵衛老爺(おやじ)とこの船の船頭の助蔵とは...
中里介山 「大菩薩峠」
...船大工の与兵衛に送られた長者町の道庵先生でしたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...伊勢の大湊の船大工与兵衛の宅で会った盲目(めくら)の武士...
中里介山 「大菩薩峠」
...最初につれて来た船大工の清吉の死があるばかりだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...全く行方不明な船大工の清吉のことです...
中里介山 「大菩薩峠」
...船大工の与兵衛さんのお情けもあるが...
中里介山 「大菩薩峠」
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野口雨情 「おさんだいしよさま」
...安政三年相州三浦三崎(そうしゅうみうらみさき)で船大工(ふなだいく)間宮平次(まみやへいじ)がつくり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...鯨の銛(もり)打ち、土工、剥皮夫、導坑(トンネル)師、猟師、船大工...
久生十蘭 「地底獣国」
...雪厚し長浜村の船大工槌打つほどの赤石が岳これも三津浜で作つたものの一つ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...見降せる道の向ひ側の万屋の二階にも船大工の居間にも...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...青べか馴らしいかずちの船大工から...
山本周五郎 「青べか物語」
...船大工が私を忘れるのか...
山本周五郎 「青べか物語」
...いかずちの船大工の跡を眺めやった...
山本周五郎 「青べか物語」
...「いかずちの船大工に頼めばすぐ繕(つくろ)ってくれるだ...
山本周五郎 「青べか物語」
...自分は真定州の生れで、苗字は孟(もう)、名は康(こう)、あわせて孟康(もうこう)といい、本職は船大工で、それも大江(たいこう)を上下するような大船造りが得意です...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そんなことじゃすむまいぜ……エエ源次」「…………」「船大工の部屋にゴロついているお前(めえ)にしろ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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